インド執行理事会が多くの仮想通貨を凍結
インド執行理事会(※以下、EDと表記)は最近、ビットコイン(Bitcoin/BTC)、テザー(Tether/USDT)、ワジールX(Wazirx/WRX)などに関連づけられた、多くの仮想通貨を凍結したと発表したことが明らかになった。
ED has freezed the crypto currencies equivalent to Rs 47.64 Lakhs under PMLA, 2002, in respect to an investigation being conducted against one Aamir Khan and others relating to the Mobile Gaming Application, namely E-nuggets. Total Seizure is now Rs. 31.35 Crore in this case."
— ED (@dir_ed) September 30, 2022
EDは、2002年のPMLAに基づいて47.64万ルピーに相当する仮想通貨を、モバイルゲームアプリケーション、すなわちEナゲットに関連する1人のAamir Khanおよびその他に対して実施されている調査に関して凍結しました。総押収額は Rs.この場合、31.35億ルピーです。
EDは、インドのマネーロンダリング防止法(PMLA)の下でビットコイン、テザー、Wazirxトークンなどの仮想通貨を凍結したことを発表。EDは、インド政府の法執行および経済情報機関であり、EDは、47.64ラックスに相当する仮想通貨WRXとUSDTを凍結。この措置は、モバイルゲームアプリ「E-nuggets」の調査の一環であり、最新の発表でEDは仮想通貨取引所Binanceで見つかった約86BTCを凍結したとのこと。というのも、EDは2021年2月15日付のFIRに基づき、E-nuggetsに関連するAamir Khanらのマネーロンダリング調査を開始しており、BinanceとWazirxに関わる捜査の深化に伴い、ビットコインとテザーを含むさらなる仮想通貨を凍結している。
インド執行理事会による詳細な調査
アーミル・カーン(Aamir Khan,S/o Nesar Ahmed Khan)がE-Nuggetsを立ち上げ、国民から多額の金額を集めた後、突然、このアプリからの引き出しが停止された。
インド当局はこの件に関して調査の結果、被告人が仮想通貨取引所を使ってE-nuggetsゲームアプリで稼いだ金額を送金したことが明らかになったと説明し、PMLAに基づいて凍結したとのことだ。さらにEDは、カーン氏に対して以前に行われた捜査の際、17.32クローネの現金が住宅敷地から発見され、押収されたことを示唆。
以前の発表で、EDはBinanceで77.62710139BTCを凍結したと述べていることから、EDはさらに8.29160415BTCを凍結したことになる。EDは8月にも800万ドル(約11.5億円)以上に相当するWazirxの銀行資産を凍結したほか、ピーター・ティール(Peter Thiel)氏が支援する仮想通貨プラットフォーム、Vauldの4,600万ドル(約66.6億円)相当の仮想通貨と銀行資産を凍結するなど調査を拡大している。
一方で、Binanceは2019年にWazirxを買収したと考えられていたが、BinanceのCEOであるジャオ・チャンペン(趙 長鵬:Zhao Changpeng)氏は最近、この買収は完了しなかったと述べており、同取引所はこれまでどの時点でもWazirxを運営するZanmai Labs社の株式を所有していなかったと強調した。