BitMEXから4.2億ドル相当のビットコインが撤退

BitMEXからトレーダーが続々と撤退!?

セーシェルを拠点とする仮想通貨取引所ビットメックス(BitMEX)が、マネーロンダリングの申し立てと積極的に戦うことを誓う中、ビットコインはBitMEXから流出し続けていることが分かった。

トレーダーが世界で5番目に大きい仮想通貨デリバティブ取引所であるBitMEXから資金を引き出し続けたため、BitMEXからのビットコインの流出が止まらないことをDecryptoが報じた。この動きは、DOJ(United States Department of Justice=アメリカ合衆国司法省)とCFTC(U.S. Commodity Futures Trading Commission=米商品先物取引委員会)によって同社に対して提起された一連の告発に続くものだ。

分析会社Glassnodeの最新の報告によると、トレーダーは木曜日に事件が発表されて以降、合計で約40,000BTCを引き出したことが分かっており、現時点のビットコイン価格(CoinMarketCap)価格が1BTC=1,126,733円前後で推移していることから、約450億円相当のビットコインが他の取引所へ流出している計算になる。

Glassnodeは以前、約23,200 BTC(約)260億円相当)が、1時間でBitMEXから引き出されたと発表しており、この数字はデータ会社がこれまでの取引所から見た最大の1時間あたりの流出と述べている。同調査会社によると、ビットコインで約17万ドル、つまり18億ドルがビットメックスウォレットに保管されていたとのこと。

さらに、起訴のニュースが報じられて以降、分析会社Skewのデータによると、BitMEXのビットコイン先物契約のオープンポジションは20%のヒットを記録している。

創設者の著者であるアーサー・ヘイズ(Author Hayes)氏、ベンジャミン・デロ(Benjamin Delo)氏、サミュエル・リード(Samuel Reed)氏、およびエグゼクティブのグレゴリー・ドワイアー(Gregory Dwyer)氏は、マンハッタンの連邦検察官によって先週木曜日(10月3日)に、適切なマネーロンダリング防止規定を実施しなかったために銀行秘密法に違反したとして起訴された。

商品先物取引委員会は、ヘイズ氏、デロ氏、リード氏、および5つの事業体が、BitMEXを未登録の取引プラットフォームとして運用し、マネーロンダリング防止手順を実施できなかったという民事訴訟で起訴している。

なお、BitMEXは木曜日の「United States CFTC & DOJ Filing (米国CFTCおよびDOJファイリング)」と題されたブログ投稿にて、これらの告発内容を否定しており、法廷での申し立てに対して積極的に弁護することを誓っている。

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はじめまして!仮想通貨やブロックチェーンの国内外の仮想通貨や関連ニュースを通して、ためになる知識をどんどん吸収していきたいと猛勉強中!。 普段は鳥の声さえずる緑豊かな田舎で2児の子供とバタバタしながらの~んびり暮らす、スローライフに憧れるちょっぴりドジな母の一面も。 将来は、田舎に広い庭のある小さなお家に住むぞ~!