米コインベース、Cosmosステーキング報酬を提供開始

米コインベース、Cosmosステーキング報酬を提供開始

米国の大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は、仮想通貨コスモス(Cosmos/ATOM)のステーキングに対応することを発表した。ATOMはテゾス(Tezos/XTZ)に続いてコインベースのステーキング報酬としてサポートされ、コインベースユーザーは、米国や英国、フランスなどの一部の地域において、取引所にATOMを預けることで年間5%の収益を得ることができる。

コインベースは、XTZと同様にATOMのステーキングに25%の手数料を設定しており、ユーザーは年間収益の5%から手数料の25%を引いた額を受け取ることができる。

ATOMはコインベースProにも上場している銘柄であり、PoS(プルーフ・オブ・ステークス)を利用し、ブロックチェーンを相互に接続できる技術として注目を集めている。取引所のスポークスマンは、次のように述べている。

私たちは受け取ったすべての報酬に対してコミッションを取っており、顧客の手数料支払いの正当性を反映しています。

コインベース、仮想通貨XTZ(テゾス)のステーキング開始で「30%」上昇

2019.11.07

コインベースのステーキング手数料は一見高いように見られるが、コインベースはそのユーザー数からXTZのステーキングでは世界で最も規模の大きい業者のひとつとなっている。実際にコインベースは2019年11月、XTZのステーキングを開始して以来、200万ドル以上のステーキング報酬をユーザーに分配している。

また、コインベースが提供する「コインベースカストディ」では、既にXTZはもちろん、ATOMのステーキングに対応しているとのことで、ユーザーはアプリを利用することでより利便性が高まることが予想される。

コインベースは3000万人のユーザーを誇る仮想通貨取引所であるが、日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)に入会しており、日本に進出するための動きを見せている。JVCEAでは第二種会員の仮想通貨交換業者登録を申請予定の事業者として定義しているため、今後コインベースが日本で事業展開を行うことで、日本でもこれらのステーキングサービスが利用できるようになるかもしれない。