イーロン・マスク氏が深刻な不況を警告=FRBに利下げを要請

イーロン・マスク氏が深刻な不況を警告

大手電機自動車メーカーTeslaと航空宇宙メーカーSpaceXのCEO(最高経営責任者)でTwitterの新たなボスに就任したイーロン・マスク(Elon Musk)氏は、米国の深刻な景気後退について警告した事が分かった。

マスクは、FRB(Federal Reserve Board=米連邦準備制度理事会)が、”直ちに”利下げする必要があると強調したうえで、FRBが「深刻な景気後退の可能性を大幅に増幅している」ことを指摘した。マスク氏は、12月30日(水曜日)に米国の深刻な景気後退について警告。

日本語訳
Vincent Yu:2023 年には本格的な景気後退が予想されます。今後のマクロ ストームに備えてください。

Elon Musk:傾向が懸念されます。連邦準備制度理事会はすぐに金利を引き下げる必要があります。それらは、深刻な景気後退の可能性を大幅に増幅しています。

Northmantraderの創設者でリードマーケットストラテジストであるスヴェン・ヘンリッヒ(Sven Henrich)氏も議論に参加。同氏はマスクとユー氏に対し、次のように答えている。

連邦準備制度理事会はあまりにも長い間あまりにも楽観的であり、インフレを完全に誤解しており、現在、これらの利上げの遅れの影響を考慮せずに、史上最高の債務構造に積極的に引き締めており、与えられた損害を認識するのが再び遅れるリスクがあります。

マスク氏もこれに同意し、「その通りだ」とツイートしており、その後、多くの人がマスク氏に同意しており、一部の人々は、FRB は「廃止されるべきだ」と批判する声も上がっている。2022年10月、同氏は景気後退が2024年春まで続く可能性があると指摘している。8月には、インフレ率がピークに達し、18カ月間不況に陥るとの考えを明らかにしたほか、9月には、FRBの大幅な利上げはデフレのリスクがあると警告。同氏が金利の動向に目を光らせている事がうかがえる。