フラッシュクラッシュ発生の可能性|大統領選挙前のBTC・金・米ドルの行方

フラッシュクラッシュ発生の可能性|大統領選挙前のBTC・金・米ドルの行方

ビットコインは金(GOLD)との相関性が高い。そして今回、ロンドン証券取引所に上場している欧州の主要な金融ウェブサイトADVFNのClem Chambers(クレム・チェンバース)CEOはKitco Newsのインタビューに対して、米大統領選前に大幅な価格修正に直面する可能性を語った。

クレム・チェンバースCEOは、2020年の金のブルラン(上昇)の間に、正の関係性を示したほとんどの資産は、連動して下落する可能性があると語った。同氏は、金をはじめとする様々な市場が、どのようにして「フラッシュクラッシュ」するかについて、自身のポートフォリオの状況を踏まえて、次のようにコメントしている。

私は10日ほど前に市場から警告を受け、私はデッキをクリアにしました。これは絶対に確実ではありませんが、市場が暴落する可能性が高いと考えているからです。通常、暴落の前に、私は市場の誤作動と呼ぶものを経験します。そこでは、私のポートフォリオは当然のように動作しません。

チェンバースCEOは、金やそれに関連する資産の暴落を予想しているが、ビットコイン価格はどのように推移するのだろうか。ビットコインはこれまで、特に2020年3月の新型コロナウイルスにより世界市場の大暴落以来、金に大きな遅れをとっているものの、現時点でBTCとGOLDの短期的な相関関係は、過去最高の75%に達している。

この相関関係や価格上昇は主に、投資家や国民の米ドルへの見通しが弱気になる中で、安全資産(金、BTCなど)やリスクの高い資産に対する需要が増加したことが一つの要因となっている。実施さいに米国連邦準備銀行(FRB)の前例のない金融政策(期限のない債券買い入れプログラムやゼロ金利に近い金利政策など)が、米国債の現物および、現物ベースの金融商品の需要を高めている。

これらの状況から短期的な利回りを予想していた投資家については、ビットコインや金、米国株などの資産のために米ドルの多くの資産を手放すきっかけになった。

しかしFRBは先週、米国議会からさらなる金融政策なしに拡大プログラムを継続することはできないと警告している。FRBのジェームズ・パウエル議長は、第2次コロナウイルス刺激策を下院に要請している。だがこれは、民主党および共和党がその判断や議論を行う途中の段階であり、11月初旬の大統領選挙前に議会が、景気刺激法案を通過させることを難しい状況にある。

だが金やビットコインなどの資産が、米ドルと反比例してフラッシュクラッシュすると考えるチェンバースCEOとは反対に、Morgan Stanley Asia(モルガン・スタンレー・アジア)の前会長であるStephen Roach(ステファン・ローチ)氏は、2021年までに少なくともグリーンバック(米ドル/ドル紙幣)が、35%暴落する可能性があるとする論説を発表しており、外国通貨の高騰や貯蓄率の低下、FRBの拡大政策をめぐる米国のマクロ経済の問題が迫っていると指摘している。

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