ERC-20トークンが、ETHブロックチェーン全体の約50%を占める
ERC-20トークンの取引量が増加し、ETHブロックチェーン全体の約50%を占めていることが明らかになった。仮想通貨分析会社MessariのCEOであるRyan Selkis氏は7月17日のニュースレターで、過去2か月間にすべてのERC-20トークンの時価総額が約256億ドルに達し、イーサリアムの総資産の約49%に達したと述べた。
Selkis氏によると、これらのトークンの増加は主にCrypto.comトークン(CRO)とDeFiトークンチェーンリンク(LINK)によるものであり、ステーブルコインへの関心の高まりは、イーサリアムの独自のブロックチェーンに対するホールドを弱めているようだ。
というのもChainlinkのトークンは2020年に370%以上急騰し、今月は約80%増加して時価総額で9番目に大きな暗号通貨になっており、CROの時価総額も同様に改善し、1月の4億2,600万ドルから本日は26億ドルに上昇している。Selkis氏は次のように述べている。
「現在、イーサリアムブロックチェーンで保護されている価値の51%しか占めていません。これは、歴史上で説明されている割合ベースで最小の金額です。イーサリアムに保存されている値の残りの49%は、イーサリアムブロックチェーンの維持と実行を超えて経済活動を刺激します。」
Messariより画像引用
ステーブルコインの時価総額が22億ドルから110億ドルに上昇したのに対し、Bitcoin(BTC)の時価総額は実際に1,950億ドルから1,700億ドルに12%減少したと報告しており、テザー(USDT)のようなステーブルコインの購買力は、2020年に著しく増加しているようだ。
イーサリアムブロックチェーンでのトークン需要が高まりを見せる中で、課題とされているスケーラビリティなどの問題をいかに解決していくかが今後の需要に大きく影響してきそうだ。