Bitpanda、元PayPal創設者のVCが率いる資金調達で5,200万ドルを調達

Bitpanda、元PayPal創設者のVCが率いる資金調達で5,200万ドルを調達

デジタル投資・取引プラットフォームのBitpanda(ビットパンダ)は、元PayPal創設者Peter Thiel氏が率いるValar Ventures主導の資金調達ラウンドAにて、著名投資家などから5,200万ドル(約55億円)を資金調達した。

Bitpandaは2016年の資金調達シードラウンドおよび、2019年のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)でも資金調達を実施しており、今回の資金調達と合わせて約1億ドルを集めている。また従業員数も240人と拡大を続けており、2020年のシリーズAについては、ヨーロッパ最大の仮想通貨関連のシリーズAであると述べている。

現時点で130万人以上のユーザーを誇るBitpandaは、事業拡大はもちろん、ヨーロッパにおけるデジタル金融業界のリーダーになることを目指している。またこれらの資金については、2020年に新たな決済およびカストディプラットフォームのローンチを計画し、資金の一部はこれまでのサービス拡充および、重要員の増加に充てられるという。

Bitpandaの創業者であるEric Demuth氏は、今回の資金調達シリーズラウンドAの発表で次のように述べている。

業界をリードするテクノロジーを使用し、革新的な金融ツールを構築することで、投資を民主化し、誰もが経済的手段に関係なく金融市場にアクセスできるようにしています。

また今回の資金調達の一環として、Valar Venturesの創設パートナーであるAndrew McCormack氏が、Bitpandaの取締役として参加する。McCormack氏は、仮想通貨市場において非常に豊富な知識を有しており、PayPalの初期に入社し、2020年にThiel社がIPOを実施し、最終的にeBayに売却されるまでの間、同社をサポートしてきた実績がある。

Bitpandaは2020年、決済・カストディサービスやこれまでのサービス拡充はもちろん、フランスやスペイン、トルコに進出し、今後2年間でヨーロッパ市場に参入することを計画しているようだ。さらに拡大の一環として、2021年諸島には株式取りhきなど新製品の提供も開始する予定だという。