CircleのUSDCがHederaHashgraphでリリース

USDCがHederaでサポートされるように

Circle(サークル)は、複数のブロックチェーンにまたがってステーブルコインを拡大するため、Hedera(ヘデラ)でのUSDコイン(USD Coin/USDC)の発売を発表した。

人気ステーブルコインの発行元であるCircleは、HederaブロックチェーンでUSDコインのサポートを拡張し、ネットワーク上で最初に起動するトークンにすることを発表した。同社は10月18日(月曜日)付けのプレスリリースでこの動きを発表し、ユーザーはCircleアカウント内のHederaネットワークに基づいてUSDCの入金、出金、送金ができるようになったと語った。同社によると、ユーザーはさまざまなUSDCの支払いや決済のためにHederaをタップすることも可能という。

CircleのCEO兼共同創設者であるジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)は、開発について次のようにコメントした。

HederaネットワークでのUSDCステーブルコインの発売により、仮想通貨愛好家がドルデジタル通貨に関連する機会にアクセスできるようになります。Hederaを使用すると、企業や金融機関は国やプラットフォーム全体の深い流動性にアクセスできるため、HederaのUSDCは国境を越えた取引やあらゆる種類の取引に最適な資産になります。

さらに、同社は、Hederaとの統合について、ネットワーク上に構築される今後のDeFi(分散型ファイナンス)およびNFT(非代替性トークン)プロジェクトをサポートするために設立されたエンティティであるHBARFoundationの主要アジェンダと一致すると述べている。発表によると、Hederaはその機能に基づき、USDCで新たにサポートされるネットワークになり、Hederaブロックチェーンは、1秒あたり少なくとも10,000のトランザクションを処理し、即時決済、低料金、および低帯域幅消費を提供する。

複数ネットワークでのサークルUSDC拡張

USDCが2018年にデビューして以降、Circleは、さまざまなブロックチェーン全体でステーブルコインのサポートを拡大するための重要な動きを行い、デジタルドルのバージョンをインターネット全体の価値移転の標準手段にするというコミットメントを強化してきた。

Hederaがリストに追加されたことで、USDCは、イーサリアム(Ethereum)、アルゴランド(Algorand)、ソラナ(Solana)、ステラ(Stellar)、トロン(TRON)などの複数のブロックチェーンでサポートされるようになった。ただし、近い将来、Celo、Tezos、Polkadot、Flow、Kava、Nervos、Stacksなどの他のブロックチェーンネットワークでの立ち上げも計画されていることから、さっポートされるブロックチェーン数はさらに増える予定だ。