NBAと大手仮想通貨取引所Coinbaseがパートナーシップを締結

NBAとCoinbaseがパートナーシップ提携

NBA(National Basketball Association=ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)のプレスリリースによると、NBAは米国の大手仮想通貨取引所Coinbaseと提携し、CoinbaseはNBAの公式仮想通貨プラットフォームになった事が分かった。

プレスリリースによると、この契約により、CoinbaseがNBAに関連するコンテンツとエクスペリエンスを提供するようになるという。Coinbaseは、一部のNBAリーグのプレゼンティングパートナーになり、TVバスケットボールゲームでブランドの存在感を獲得できる。このパートナーシップは、WNBA(Women National Basketball Association= NBA女子リーグ)、G-League(NBA Gatorade League=NBAゲータレード・リーグ)、NBA 2K League(eスポーツリーグ)、USA Basketball(USAバスケットボール)にも適用される。

パートナーシップによる今後は現段階で未定

今回のNBAとCoinbaseのパートナーシップが、ユーザーが仮想通貨でチケットや商品の代金を支払うサービスにつながるかどうかは現段階で不明だ。

NBAでグローバル・マーケティング・パートナーシップおよびメディア担当上級副社長を務めるケリー・タトロック(Kerry Tatlock)氏は、Coinbaseについて次のように述べている。

数百万人が使用する信頼できる仮想通貨プラットフォームであり、繁栄しているこのカテゴリでNBAの最初のパートナーとして自然に適合している。

Coinbaseは現在、取引量で2番目に大きい仮想通貨取引所であり、過去24時間で40億ドル(約4,578億円)を超える取引がある。

一部のNBAチームはすでに仮想通貨を使用

今回のニュースの前に、少なくとも2つのNBAチームが独立して仮想通貨を採用している。

NEXTMONEYの2021年3月5日付の特集記事「NBAのダラスマーベリックス、ドージコインの支払いを受け入れる」で報じたように、マーク・キューバン(Mark Cuban)氏が率いるダラスマーベリックス(Dallas Mavericks)は、チケットや商品の支払いとしてドージコインを含む仮想通貨を受け入れていることで広く知られている。

一方、同じくNBAのプロチームの一つであるサクラメントキングス(Sacramento Kings)は、2021年ビットコイン(Bitcoin/BTC)でプレーヤーに給与を提供し始めたほか、過去にはイーサリアム(Ethereum)のマイニングにも進出している。

2021年3月にNBAは、ブロックチェーンをバスケットボールリーグと統合する新しい方法を見つけるため、諮問グループを結成。今回のニュースがその取り組みに関連しているかどうかはまだ不明だ。