CZ氏がビットコインは安定と語る
世界最大手仮想通貨取引所のBinanace(バイナンス)のCEOであるジャオ・チャンポン (Changpeng Zhao:趙長鵬)氏の発言が市場で大きな注目を集めている。
CZ氏は、ビットコインは最終的に9,000〜9,500ドルの価格推移帯から抜け出し、非常に安定しているとビットコインの価格について語っている。
(動画引用 Bloomberg Markets and Finance「Bitcoin Has Been Really Stable, Say Binance CEO」)
ビットコインが再び10,000ドルに達するかどうかは不明だが、トークンの最近の安定性について7月19日付のブルームバーグデイブレイクからのインタビューで語っている。
CZがインタビュアーに、アルトコインが増えている現状について聞かれると、ビットコインが現在の状況を打破するかは不明だか、フィアットが市場に流れ込むことについては、遅かれ早かれ始まると思うとの考えを明かし、現在、人々はそれをステーブルコインと呼んでいる。
マクロ経済について考える良い時間になると考えていると語ったうえで、ビットコインはとても安定していると述べた。
ビットコインが安定していると語った理由として、ビットコインはここ数週間、大きな動きをほとんど見せておらず、9,000ドルから9,500ドルの間で推移していることを指摘している。
(7月20日19:30時点のBTC価格は、CoinMarketCapの調べによると、9,184.27ドル、984,804円の価格を付けている。)
ビットコインは安全な避難場所ではない
CZ氏は現時点で、ビットコインは従来の市場との相関が強すぎて、多くの投資家が期待できる安全な避難所資産にはならないと述べている。
株式市場はおそらく仮想通貨市場よりも数千倍大きい。それがダウンし、多くの人々が多くのお金を失った時、仮想通貨を持っている人々の多くは仮想通貨を現金に変換したいと思うでしょう。
ただし、長期的に見ると、ビットコインの安全な避難所の特性は時間の経過とともに実現するでしょうと述べている。
CZ氏がビットコインの安定性をについて言及したのは、ジョン・マカフィー(John McAfee)氏が3年でビットコイン価格が50万ドルを超えなかった場合、自分のdickを食べるとジョークを言った数日後であったことを明かしている。
CZ氏の話はフィアットにも言える事であり、法定通貨の価値が暴落し、ハイパーインフレを起こしているベネズエラなどでは、法定通貨を仮想通貨へ資産移動している国民が多いことでも知られているだけに、同氏の述べた「ビットコインは安全な避難場所ではない」という言葉を慎重に受け止めなければならない。