【ハッシュリボン】ビットコインの超上昇トレンドのサイン点灯!
ビットコイン(BTC)は大きな価格変動を見せない現在、アナリスト達の間で使用されるインジケーター「ハッシュリボン」が出現し、最大のビットコインの買いサインが点灯しました。そして先日の7月12日(日)に買いサインとして出現しています。
ハッシュリボンは、BTCの歴史上で10回しか発生しておらず、ハッシュリボンが点灯した際には最高のパフォーマンスを実現しています。それではまずはじめにハッシュリボンとは、どのようなシグナルなのかについて説明していきます。
ハッシュリボンとは?新旧の変更点も
上記の画像でも見てわかるように「青丸」の部分が買いサインとなるハッシュリボンです。それに反して売りサインはハッシュリボン(ハッシュレートの移動平均線)にある、赤色の部分となります。ハッシュリボンは、毎日更新されるハッシュレートの60日移動平均線と30日移動平均線をプロットしているものです。(※ もちろんこれだけではありませんので、後ほど詳しく説明します。)
ハッシュリボンを提唱するCharles Edwards(チャールズ・エドワード)氏によると、当初のハッシュレートの60日移動平均線と30日移動平均線を基にしたハッシュリボンでは、以下の画像のようなパフォーマンスを実現しましたが、6月15日の「-42%」という下落幅をいなくなくせるかを検討した結果、ビットコイン価格は単純移動平均線を含めた新しいハッシュリボンを提唱します。
これは1年から2年ぐらいの長期的な指標なのですが、買いサインが点灯してから「どれぐらい下がったか」「どれぐらい上昇したか」のパーセントが表示されています。当初にハッシュリボンによるバックテストでは、下落の平均は「-11%」。平均の上昇率は「5378%」となっています。
Charles Edwards(チャールズ・エドワード)氏によると、ハッシュリボン(60日移動平均線と30日移動平均線)のみで最初はハッシュリボンを提唱していましたが、現時点では正式なハッシュリボンを以下の内容としています。
この画像を見てもらうとわかるように「緑の丸」が点灯したタイミングとは、ハッシュレートの30日移動平均線と60日移動平均線をプロットした時に点灯します。すなわち30日移動平均線が、60日移動平均線を上回ったポイントで発生する最初のハッシュリボンインジケーターです。
そして現時点の最新のハッシュリボンインジケーターでは、先ほどでも説明したように、「青の丸」が点灯した時に初めてハッシュリボンが点灯したことを意味しています。この「緑の丸(緑のシグナル)」と「青の丸(青のシグナル)」の違いは、ハッシュレートの移動平均線とBTC価格の単純移動平均線が関係しています。
要するに本当のハッシュリボンは、当初のハッシュリボンインジケーターとして使用された30日移動平均線が60日移動平均線を上回っているかつ、10日移動平均線が20日移動平均線を上回った時に初めて「青の丸」としてハッシュリボンが点灯します。要点をまとめると以下の1〜4が最新のハッシュリボンの点灯を意味しています。
1)ハッシュレートの30日移動平均線と60日移動平均線をプロット
2)30日移動平均線が60日移動平均線を上回ったら緑のシグナルが点灯
3)ビットコイン価格の10日移動平均線、20日移動平均線をプロット
4)2)の状態かつ、BTC価格の10日移動平均線が20日移動平均線を上回ったらハッシュレート移動平均線の部分に青の買いシグナルが点灯
そして以下の画像が、新しいハッシュリボンインジケーターによるバックテストの結果になります。
ハッシュレートのみで構成されていたハッシュリボンとは異なり、6月15日の最大下落率は、「-15%」に変更されています。
BTC半減期後に発生するハッシュリボンは超重要!
ハッシュリボンはこれまで、約10回ほどシグナルとして点灯してきましたが、BTC半減期後に発生したハッシュリボンという点が今回は重要なポイントになります。
ハッシュレートに大きく関係するハッシュリボンですが、BTC半減期後には1ブロックの報酬が半減するため、個人マイナーや小さなマイニングメーカーが淘汰されていきます。これは収入が半減することが要因です。
これまで3回行われたBTC半減期後には、必ずハッシュレートが下がっています。この要因は古いマイナーがマイニング事業から撤退したことによって発生しています。
しかしその後は、新しいマイニングマシンなどを搭載したマイニング事業者が次々と参入してくるため、BTC半減期後のハッシュレートが下落した後に、ハッシュレートは上昇しています。
ハッシュレート&BTC採掘難易度(Bitcoin Difficulty)
ハッシュレートは現在、過去最高値を記録しBTCネットワークに参加するマイナーのマシンパワーの総合計が最高値となっている状態です。さらには約2週間で更新される採掘難易度(Bitcoin Difficulty)も過去最高値になっています。
これらのハッシュレートと採掘難易度は、ビットコイン価格に影響すると言われています。その実際の値動きは、投資家の経験値などにも左右されますが、価格の上昇時にはハッシュレートと採掘難易度が相関関係にあります。ですがこの採掘難易度による価格予想は、約2週間で更新されることによってリアルタイム価格として使用するには難しいというのが、Charles Edwards(チャールズ・エドワード)氏の主張です。
ですが同氏の発想ではハッシュレートと採掘難易度も相関関係にあるため、リアルタイムで更新されるハッシュレートを使用したシグナル「ハッシュリボン」を提唱しているという訳です。
売り圧力はあるのか?
ハッシュリボンの点灯及び、BTC半減期後のマイナーによるBTCの長期的な保有によって、売り圧は少ない状況にあります。大きな売り圧として考えられるのが、BTC半減期後に淘汰された個人や小さなマイナー事業者によるBTCの売り圧のみであると考えられます。
ボリンジャーバンドによる売り圧?GMMAによる上昇トレンド?
また、ボリンジャーバンドによるBTC価格の下落を懸念する声が上がっています。これはボリンジャーバンドの幅が現在、2018年の11月というBTC暴落時以前と同様に「狭まっている(出来高が下がってボラティリティが下がっている)」という内容です。
ボリンジャーバンドが狭まれば、どちらかに価格が大きく動くことが予想されますが、2018年11月と2020年現在では決定的な違いがあります。
12本の指数平滑移動平均線(EMA)を一度に表示して、上昇トレンドから下落トレンドかを判断するトレンド系のテクニカル指標「Guppy Multi Moving Average(GMMA)」で見てみると、2018年11月の際にはGMMAが下がっており、実態価格がGMMAの下にあるため下落トレンドに入っていることが分かりますが、現時点ではGMMAが上昇を示し、実態価格がGMMAを上回っていることから上昇トレンドにあることが分かります。
要するに、コロナウイルスに影響によって2020年のはじめに大きな下落を記録しましたが、超長期的なトレンドにあることには変わりがない状況にあります。