ビットコイン、上昇トレンド再帰サインを示し始める

ビットコイン、上昇トレンド再帰サインを示し始める

年初からイラン情勢をきっかけに急騰したビットコインマーケットですが、前回の記事でこの上昇の根本的理由はイラン情勢だけではないという事を書かせていただいた通り、イラン情勢が落ち着いた現在、まさにイラン情勢とは関係なく上昇トレンドへの足固めをしている状態です。

本記事では、今月21日にサービス開始予定の「Xbit Automated Trading System」パイロットトレードアカウントの手口や戦略に準じて短期トレードに関する情報をお伝えしていきますが、短期トレードとはいえ「長中期のトレンド把握」が最も重要になってきます。

マーケットの中長期トレンドとは上昇、レンジ、下落の3パターンがあるわけですが、システムトレードにおいても裁量トレードにおいても、このトレンドに逆らわない方向でスイングトレードを繰り返すのが最もリスクが少なく好結果を得られる方法だと考えています。

イラン情勢によるビットコイン急騰 & 短期トレーディングの考え方

2020.01.08

この事は結果を出しているトレーダー達が行っている基本的なルールです。それでは以上の事を念頭に置きながら、現在のビットコインマーケットの状況を確認していきましょう。まずは週足の状態から見ていきます。(以下全てBTC/USDTでの考察です)

週足チャートで見るビットコイン分析

週足においても逆三尊ボトムが見て取れ、2018年の下落時にレジスタンスとなっていた20週平滑移動平均線の上に実体価格が出てこようとしていて(A)、MACDは上昇に転じていてゴールデンクロスになる寸前(B)、RSIにおいても強気のレンジに上がりつつあります(C)。

週足チャートにおいては上昇トレンドへの兆候しか見て取れません。

日足チャート

次に日足チャートです。日足チャートでは一目均衡表を中心にお話しします。前回の記事では、雲上限のAのポイントでロングポジションを一旦利益確定したとお話ししましたが、その後の調整ではBの転換線で下落が止まっており、実体価格は逆三尊ボトムのネックラインを割り込んでいません。

また、遅行スパンは実体価格の上にあり、転換線は基準線の上にある。図では見えにくいですが先行スパンの雲も上昇雲になっていて、これらは全て上昇トレンドを示唆する状態です。今現在不完全なのは実体価格が雲の上に出てきていないという事(C)なのですが、その他の状態から見てこれが完成するのは時間の問題だと見ています。

もちろん、日足チャートにおいても上昇トレンドへの再帰が見て取れます。

ビットコインは中期上昇トレンド!?

以上のように現在ビットコインマーケットは中期上昇トレンドの初期の段階にあると見ています。

Xbitのトレードシステムは基本的にはスイングトレードなのですが、前記事でお話しした通り、日足チャートAの時点で一旦全てのポジションの利益を確定、その後調整の底であるBを確認した後、何度かのロング・スイングトレードを行っています。

現在の運用状態は以下のようになっています。

Pilot Accountとは、自動車メーカーで言うところのF1にあたり、弊社トレーディングシステムの研究開発用のトレーディングアカウントなのですが、目視で分かりやすいように1BTCから初めています。この状態は何も特別な事をしているわけでも、極端なレバレッジを掛けて運用しているわけでもなく、私が本記事で書いているようなごくごく基本的な事を丹念に考察し、基本的なルールに則り、リスクマネジメントを厳守している結果です。

勿論ディープラーニングによる価格予測や、短時間チャートでトレード参入タイミングを計っていたりもしますが、短期トレードで最も重要な事はそういった高度なテクニカルファクターではなく、基本的な事を如何に忠実に守っていくかという事です。

前々回お話ししました通り超長期、長期トレンドは継続的に上昇、中期トレンドも上昇に転じようとしている状況下では今後、基本的なマネジメントを守りながら大きなトレンドの方向に従い、簡単に言うと『下がったら買い、上がったら売り』という作業を繰り返す事になるかと思います。リスクマネジメントの観点から、しばらくはショートポジションを持つ事はないと考えています。基本マネジメントの詳細につきましては、また改めてご説明したいと思います。

2020年のビットコイン相場展望と短期のトレード戦略

2020.01.07

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。