ビットコイン先物への関心が、過去2週間で倍増
テクニカルアナリスト件トレーダーのTom McClellan氏は、ツイッターでビットコイン先物へのへの建玉についてのチャートを投稿し、ビットコイン先物の建玉が過去2週間で2倍近くまで上昇したことについて触れた。ビットコイン先物における未決済の契約は過去2週間で6,000近くだった建玉が10,000近くまで跳ね上がってきている。
建玉が将来の価格予測のための重要な指標とまでは言えないが、市場全体の活動を知るには最適だ。建玉が低い場合市場が活発でないことが分かるし、逆に高ければ市場が活発であると言える。McClellan氏のツイッター投稿に対し、2018年のBTC暴落予想を当てた大物投資家Peter Brandt氏は関心を寄せた上で時価総額に占める割合は少ないと指摘した。
「面白いですが、時価総額に占める割合としては、ゾウの尻に敷かれたニワトリのようなものです。また、先物では買い手に対して売り手がいることを覚えておくことも重要です。」
これに対して、McClellan氏も概ね同意の考えを述べた上で2週間前とは何かが違い、ビットコイン先物の歴史の中で見たことがないような形だと返答し、ただそれが何なのかは分からないと付け加えた。
再び10,000ドルを超えるか
ビットコインの採掘報酬が半減する半減期が過ぎ、希少価値が上昇したことによる影響がどのように反映されるか注目が集まっている。半減期前に10,000ドル辺りを推移していた価格は一時9,000ドル近くまで大幅下落したが、現在は緩やかに10,000ドルに向かっている。歴史的な経済危機で世界中が混乱する中、「有事の金買い」という言葉があるように金の価格も2012年以降最高の水準まで達している。
経済政策のために世界中で大量の紙幣が刷られている中、採掘料や上限が不変な資産に関心が向くことは容易に想像できるが、今後もその需要はますます増加すると見てビットコイン先物でポジション数が上昇しているのかもしれない。