大手取引所BitMEXの親会社、オープンソースプロジェクト開発者を支援
大手暗号資産取引所BitMEXの親会社であるHDRグローバルトレーディング(HDR)は、オープンソースプロジェクトに取り組む人々を対象に、財政的支援を提供するための新しい開発者助成金プログラム「Open Source Developer Grant」を発表した。これにより、オープンソースプロジェクト開発者は経済的支援受けられるため、さらなる開発が期待される。
We are delighted to announce the launch of the Open Source Developer Grant program. Under this program, we hope to add to the grants we have previously made, by providing annual grants to developers working on Bitcoin, NodeJS, Java or Kuberneteshttps://t.co/qep3kvbYbY pic.twitter.com/gywcZ0Pl8F
— BitMEX Research (@BitMEXResearch) May 14, 2020
親会社のHDRは以前から報告されているように、助成金をプロジェクトへ資金支援している。今年3月末には、ビットコインコアの開発を行うMichael Ford氏へ10万ドルの資金支援を付与を行っている。今回の発表についてHDR はオープンソース開発者助成プログラムの詳細を次のように説明している。
「このプログラムの下で、ビットコイン、NodeJS、Java、またはKubernetesに取り組んでいる開発者に年次オープンソース開発者助成金を提供することにより、以前に関連する開発者に行った助成金に加えたいと思います。関連する教育資料、テクニカルワークショップ、または関連する技術コンテンツの転写または翻訳なども検討している。」
さらにHDRは2019年、MIT Digital Currency Initiativeにも資金支援を行なっている。またHDRはこれまでに65万ドルを提供しており、そのうち15万ドルがFord、50万ドルがMITの暗号資産イニシアチブに割り当てられている。同社は5月1日から6月30日までの申請を受け付けており、中長期的な支援活動に力を入れている。