メタプラネット、40億円調達でビットコイン拡大へ|MSCI指数組み入れで株価急騰

メタプラネットがビットコイン投資で急成長し、MSCI指数に組み入れられる様子を表した未来的なビジュアル

メタプラネットは40億円調達でビットコイン拡大へ

メタプラネット https://metaplanet.com/ (Metaplanet)は、さらなるビットコイン(Bitcoin/BTC)購入を目的として40億円の社債をEVO FUND(Evo Financial Group)向けに発行し、資金調達を実施した。

日本語訳:
メタプラネット、追加のビットコイン購入のため、0%無担保・無保証普通社債で40億円の調達を完了

同社はEVO FUNDから資金を受け取っており、ビットコインの購入を加速させる計画を進めている。この資金調達は、同社の積極的な仮想通貨投資戦略の一環であり、今後のビットコイン保有量の増加が見込まれる。また、2025年8月に予定されている40億円の社債償還も新株予約権を活用して対応する計画だ。

今回の資金調達は、メタプラネットのビットコイン投資戦略の一環として発表されており、今回の資金調達は、2027年2月までに1,073億円(約7億1700万ドル)を投じてビットコインを購入する計画の一環だ。これには2026年末までに21,000BTCを取得する目標も含まれている。企業による大規模なビットコイン購入は、市場の期待を高め、価格上昇の要因となることが多い。

現在のビットコイン保有量を基盤に、さらなる投資を進める方針だ。また、2025年12月までに50億円をビットコイン関連事業に投資し、収益化の強化を目指している。この積極的な戦略が市場の注目を集めている。

MSCI指数組み入れで株価への影響

メタプラネットはアジアで2番目に大きいビットコイン保有企業となり、2025年2月28日付けでMSCIジャパン指数(MSCI Japan Small Cap Index)に正式組み入れが決定した。

日本語訳:
メタプラネットがMSCIジャパンインデックスに加わりました!
2025年2月28日の終値をもって、メタプラネットがMSCIジャパンインデックスに組み入れられることを嬉しく思います。
MSCIとは…

サイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEO(最高経営責任者)はこの動きを発表し、企業価値の向上が期待されると述べており、これによって機関投資家からの関心が高まり、同社の市場での評価が一層強まるとみられる。

2025年2月12日(水曜日)には、同社の株価が史上最高値の7,020円を記録。ビットコイン戦略の成功が際立ち、導入以降の株価上昇率は4,000%に達した。マイクロストラテジーのマイケル・セイラー(Michael Saylor)CEOもこの動きを高く評価し、同社の戦略を称賛している。

MSCIジャパン指数は、日本の小型株を対象とした指数で、機関投資家にとって重要なベンチマークのひとつ。メタプラネットが組み入れられたことで、同社の認知度向上と株価の安定が期待されている。また、多額の債務、マイナス金利、円安といった日本の経済課題を背景に、ビットコインをインフレや通貨価値下落に対するヘッジ資産として活用する戦略を掲げており、この方針が海外投資家の関心をさらに引き寄せる可能性がある。

株価の動向と今後の展開

MSCIジャパン指数に組み入れられることで、機関投資家の関心が高まり、指数連動型ファンドを通じた資金流入が期待される。

これにより、株価の安定と流動性向上が見込まれる。2024年には、NISAを活用した投資の増加により、同社の株主数が約5万人に拡大。MSCI組み入れにより、ETF(上場投資信託)や機関投資家の流入が期待される。ゲロヴィッチCEOは、MSCI組み入れが同社の成長とビットコイン戦略の推進を示す重要な指標になると強調しており、今後の市場次第で、メタプラネットはさらなる注目を集めるだろう。