中国ビットメイン、テキサス州マイニング施設の契約解消
中国の大手マイニング企業ビットメイン(BITMAIN)は、米テキサス州のビットコインマイニング施設に関して、DMGブロックチェーン(DMG Blockchain)と契約解消したことを発表した。発表によると、DMGブロックチェーンとビットメイン間で、「コストと運用効率」を実現することが困難となったことが契約解消の理由だという。
米テキサス州のマイニング施設は現在、15000台のマイニング関連機器を稼働させていることから、両社は引き続き他の協力機会を模索すると述べている。
ビットメインは2019年10月、テキサス州ロックデールにマイニング施設を立ち上げ、立ち上げ時点でビットメインのマイニング施設は、ビットコインマイニングの世界最大規模になると述べていた。また今後の事業展開としても、将来的に300MW以上の容量を有するマイニング施設になると予想されていた。
今回の契約解消に関して、現在、カナダのマイニング事業でも両者は提携をしているが、契約解消はテキサスの事業のみ。カナダの契約については詳細は言及されていない。
ビットメインは今月6日、従業員を50%削減する「人員最適化計画」を進めていることが報じられ、経営が難航しているのではないかと噂されている。昨年10月には、IPO(新規株式上場)を米証券取引委員会(SEC)へと密かに申請しているが、進展はない状況だ。