Bitmain、テキサスに大規模なマイニングファームを開設
中国のマイニングハードウェア大手であるビットメインは月曜日に、テキサス州ロックデールで50MWの暗号通貨マイニングファームを立ち上げたことを発表した。ビットメインは2018年に米国のアルミニウム会社Alcoaが所有する33,000エーカーの敷地で25メガワットの採掘ファームを建設し、これから300メガワット以上の容量まで拡張する予定でありこの規模のマイニングファームは世界最大であるとのこと。
ビットメインはテキサスの施設の建設と運営のために、ロックデール市開発地区とカナダのハイテク企業DMG Blockchain Solutionsと提携しており、DMGがマイニングファームの管理及び運営を行うようだ。
発表の詳細
発表によるとビットメインはロックデールの送電網を運営するテキサス州電気信頼評議会(ERCOT)から直接エネルギーを購入しマイニングファームを運営する予定だ。また発表にて、ロックメインのビットメインの主任プロジェクトマネージャーであるクリントンブラウンは「テキサスの安定した効率的なエネルギー資源は、暗号通貨マイニング業界の成長の基礎となるでしょう」とコメントした。
今年8月にはビットコインの主要な開発企業Blockstreamがカナダのケベック州とジョージア州でビットコインマイニングのためのコロケーションサービスを開始した。ここでは毎時300メガワットの電力を顧客に提供することができ、これは最新のASIC(特定用途向け集積回路)を約10万台稼働できる規模であり、マイニングファームを運営するための十分な電力が供給可能である。
ブロックストリームCSO のサムソン・モウ氏は、ASICのメーカーや採掘プール事業者の一極化が進み、ビットコインのポテンシャルが十分に発揮されない現状を変えようとマイニング事業を開始したと話す。