リップル社、米送金大手マネーグラムへ2000万ドルの追加出資

リップル社、米送金大手マネーグラムへ2000万ドルの追加出資

XRPの発行元であるリップル社が、米送金大手のマネーグラムへ2000万ドルの追加出資を行った。マネーグラムの発表から明らかとなった。リップル社にはマネーグラムとの戦略的な提携関係に基づいた、総額5000万ドルの出資計画があった。6月には3000万ドルをマネーグラムへすでに出資しているため、今回の2000万ドルの出資と合計して当初の予定通り5000万ドルのコミットメントを達成した。今回は、マネーグラムの株式を相場よりも高い1株4.1ドルの価格で購入する方法で、2000万ドルの出資とした。

マネーグラムはXRPの利用が義務付けられているリップル社のODL(旧xRapid)を採用し、自社の送金業務に活用している。ODLは通常の送金方法と比較すると、送金時間が速く手数料も安く済む特徴がある。最近の発表内容では、メキシコ間の送金において約10%がODLを使った送金であることを明らかにしている。

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2019.06.18

今回の追加出資に関して、リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏のコメントは、以下のようになる。

「先月、マネーグラムはフィリピンへの送金にOn-Demand Liquidityを使用開始したことを発表しました。マネーグラムのヨーロッパおよびオーストラリアへの拡大をサポートできることを、非常に嬉しく思います。デジタル資産やブロックチェーン技術は、グローバルな支払いに活用することができ、マネーグラムとリップルの提携は、その良い事例といえます。(中略)6月にこの提携を発表しましたが、今後もさらに活気付くことを期待しています。」

また、リップル社は今回の追加出資によって、マネーグラムの株式の9.95%を所有したこととなった。

実利用が目立ってきたXRP

これまで、時価総額上位の仮想通貨といえども、想定されるユースケーはあるが、その多くが実証実験の域を出ていなかった。これは、リップルよりも時価総額が高いビットコインやイーサリアムにおいても同様である。IT技術とその市場の成長過程を見ても、仮想通貨市場全体が依然として新興市場であることがわかる。

いっぽうで、XRPに関しては実利用が目立ってきた。マネーグラムは世界的な送金会社であり、6月の提携発表時には大きな注目を集めた。実際にODLを利用していることで、XRPのトランザクションも過去最高のボリュームを今月記録している。昨年には商用化のニュースが出たことで価格も急騰したが、市場全体の下落に巻き込まれてその勢いを持続することができなかった。しかし、今回のニュースを踏まえても、年末にかけてはやや見込み薄だが、2020年やそれ以降のXRPにはさらに期待が持てそうだ。