仮想通貨NEO、ロシアの大学で「ブロックチェーンコース」を開始
中国版イーサリアムとして知られる仮想通貨NEO(ネオ)プロジェクトは、ロシアのサンクトペテルブルク州立大学にて、ブロックチェーンのソフトウェア開発を中心としたアカデミーコースを開始したことを発表した。このアカデミーコースは、NEOエコシステムを構築するコンポーネント(ウォレット、スマートコントラクト、Dapps)と、分散型台帳技術(DLT)に関する一般的な知識を学ぶことができる。
また学生はコースに参加することで、基本的なブロックチェーン技術の概念はもちろん、NEOのプライベートネットにアクセスし、特定のプロジェクトの実装に最適なスマートコントラクト構築方法を選択し、NEOブロックチェーンに基づいた様々なウォレットと、基本的なDappを設計することが可能である。
その他の主なトピックでは、ブロックチェーンとその一意性や、コンセンサスアルゴリズム、NEOスマートコントラクト、分散アプリケーション(DApp)など、基本的なブロックチェーンの構築をはじめ、応用編まで幅広く学習することができるという。
世界各国で進む「仮想通貨・ブロックチェーン」の教育体制
仮想通貨やブロックチェーンに関する学習と教育の場は、世界中で採用され始めている。実際に今年8月、米国最大の仮想通貨取引所であるコインベースは、世界のトップ50の大学を対象に「ブロックチェーンい関するコースを提供」してるか調査したところ、約56%が仮想通貨および、ブロックチェーンのコースを少なくとも1つを提供してることを明らかにしている。
さらには今月、フランス国民教育省が、ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨の教育を高校へ導入することを目的に、講師向けのポータルサイトである「eduscol」にて、教育カリキュラムを改訂しており、今後世界の基盤となるブロックチェーン技術の教育に前向きな姿勢を見せている。