リップル社の約1億XRPが、マーケットメイク企業へ送金の可能性

リップル社の約1億XRPが、マーケットメイク企業へ送金の可能性

巨大な送金を知らせるツイッターボットが、2750万ドル相当にあたる約99,999,900XRPの送金をTwitter上で報告した。ツイートを行ったのは、XRPL Monitor(@XRPL_Monitor)というボット。100,000XRP以上のトランザクションが確認された時にフォロワーへ通知を行う。

ツイッターで約2万人のフォロワーを持つLight(@LightCrypto)は、ボットのツイートをリツイートで引用したうえで、「2750万ドル相当のXRPが、マーケットメイクを行うファンドなどへ送金された可能性が高い」とツイートしている。どのマーケットメイカーに送られたかは、現在のところ分かっていない。

ビッグニュースもなくSWELLは終了

XRPはリップル社が毎年開催するカンファレンスである「SWELL」の前に、高騰する傾向がある。今回も開催のおよそ1ヶ月前から、0.21ドルから0.31ドル近辺まで、約0.1ドルの上昇を見せた。いっぽうで、SWELLの開催中から徐々に下落が起こり、この記事の執筆時点では約0.26ドルで取引が行われている。この一連の上昇と下落は、ほとんど毎年と言って良いほど起こっている。

XRPファンであれば、今年のSWELLでの大きな提携などビッグニュースに期待した人も多いはずだ。SWELLでは目立ったような発表はなかったため、リップル社にとっては良いPRの機会にはなったが、XRP価格にはプラスへ作用しなかったのだろう。いっぽうで、テクニカル的には上昇の可能性があると指摘する声も多い。たとえば、10月14日を境に、週足のMACDはシグナルを上回っている。これは長期での上昇を示唆するサインの1つだ。

ただし、8月14日の暴落時にも、その前のタイミングで巨額のXRPの送金が確認されている。今回も同様のことが起こるとは断言できないが、暴落の可能性も否定できない。ポジションを保有している場合は資金量を少なくするか、損切りを入れるなどリスク管理をしっかりと行った方が良いだろう。

今年はリップルイベント「SWELL」によるXRP価格上昇はない?

2019.11.03
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