英テレビ局BBC、リップル社の仮想通貨XRPが紹介

英テレビ局BBC、リップル社の仮想通貨XRPが紹介

英国の国営放送にあたるBBCで、仮想通貨XRPが取り上げられた。先日、BBCが手がけるビジネス系番組「WorkLife」にて、国際送金のテーマで放送が行われた。このタイミングで安価なコストで高速送金が可能なデジタル通貨としてXRPが紹介されている。

WorkLifeには、キャッシュレスサービスなどを手がけているCurve社のCOOであるNathalie Oestmann氏が登場した。 Oestmann氏は従来の国際送金の問題点を下記のように指摘している。

「現在行われているクロスボーダー取引は、送金に非常に長い時間がかかります。クリアリングと決済には数日かかることもあります。」

加えて、Oestmann氏はXRPを利用することで、トランザクションをより迅速に処理できるようになるとし、グローバルな支払い・決済の非効率性を修正することができると見解を示した。

「仮想通貨XRPを発行するRippleであれば、企業が国境を超えて事業を展開する多くのビジネスチャンスを生み出すことができ、数日間に及ぶプロセスから解放することができます。」

ボラティリティも問題なし?XRPとSWIFT決済との違い

Oestmann氏は仮想通貨のボラティリティにも言及。現状どの仮想通貨も価格が不安定な状態にあり、この問題点を解決することの必要性を強調した。

いっぽうで、リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏は、現行の国際送金を担うシステムであるSWIFTと比較しても、XRPの安定性は高いと見解を示している。SWIFTは送金に2〜3日ほどかかるが、XRPであれば数秒でトランザクションが完結するため、SWIFTとはそもそも異なる世界にいると考えているようだ。Garlinghouse氏は、ワーナーメディアが手がけるチャンネルの1つでもあるCNNに出演した経験もある。

上昇トレンド復活なるか

四半期販売の減少やODL利用増によってXRP取引数が過去最高を更新するなど、ポジティブなニュースが続くXRPだが、価格は低迷している。今週には、今年最安値となる0.20ドル付近まで価格が下落した。その後価格は反発したが、0.23ドルが強いレジスタンスとなり価格が押し戻されている。この記事の執筆時点の取引価格は約0.22ドルだ。再び上昇トレンドに転換するには、このラインを明確に突破する必要があるだろう。