テザー社、中国元にペグしたステーブルコイン「CNHT」を発表

テザー社、中国元にペグしたステーブルコイン「CNHT」を発表

世界最大のシェアを誇るステーブルコインUSDTを発行するTether(テザー)は、中国の法定通貨である中国元(CNH)に裏付けされたステーブルコイン「CNHT」を、本日10日から発売開始することを発表した。

すでにテザーは、世界で最も使用されてる米ドルに裏付けられたステーブルコイン「USDT」で世界ナンバーワンのシェアを誇っており、中国元からの直接的な資金流入を画策してるようだ。

また発表では、他のステーブルコイン同様に、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上のERC-20規格にてCNHTトークンが発行され、使用することができるようだ。

「サポートされている通貨のバスケットにオフショア中国元(CNH)を追加し、新しい安定コインCNH₮を発売することを発表します。 CNHは、米ドル(USDT)やユーロ(EURT)などの従来の通貨のデジタル使用を促進するテザーの機能をさらに拡張したものです。CNH₮はCNHに固定されており、最初はERC-20トークンとしてイーサリアムブロックチェーンでのみ利用できます。」

参考記事:https://tether.to/tether-now-supports-offshore-chinese-yuan-cnh-launches-cnht-stablecoin/

テザーは318アカウントで、80%のUSDTトークンを保有

2019.08.08

中国元にペグしたステーブルコイン「CNHT」は、リークされていた

2019年8月21日、テザー社が3つ目のステーブルコイン「CNHT」の発行を、遅くても数週間以内に予定していることが、仮想通貨取引所Bitfinexの株主であり、OTCトレーダーでもあるDong Zhao(ドン・チャオ)氏が、中国のメッセージアプリWeChatの発言にて判明していた。

米国 vs 中国の貿易戦争縮図?

ユーロのステーブルコイン「EURT」も発行しているテザー社だが、中国政府はCNHTを快く思わない可能性もある。さらに、先月上旬には、中国が中央銀行のデジタル通貨(CBDC)の発行が近いことを発表している。

しかし、CBDCは国民や国内小売業者の決済手段として利用されることを目的として開発されており、テザー社のCNHTはその真逆となる、安定資産として発行されるような形だ。すなわち、必ずしも規制当局に睨まれるとは限らず、近年悪化している米中貿易摩擦のシンボル的存在となり、注目だけは多いにされる可能性もあるのだ。

テザー(USDT)問題によって、USDCなどのステーブルコインが急成長|全体規模は以前としてTetherの独壇場

2019.09.05
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