トロン財団、仮想通貨TRXの買い戻し第1フェーズが完了
トロン財団が仮想通貨TRXの買い戻し第1フェーズが完了したことをトロン財団が発表した。今年7月にトロン財団は、2000万ドルのTRX買戻し計画を発表しており、買戻し計画に定められた2019年の第1フェーズを完了した形となる。
それに伴いトロン財団は以下のような報告書をトロンユーザー向けに公開した。
- 買戻し額:723,118,860TRX
- 買戻し額:2,000万ドル
- 買い戻し期間:2019.05–2019.08
- 買い戻しプラットフォーム:Binance、Huobi、その他の主流プラットフォーム
このフェーズでは、5月と6月の平均買戻し価格は0.037USDT / TRXで、7月の平均買戻し価格は0.025USDT / TRXでした。全体の平均買戻し価格は0.02765USDT / TRXでした。現在のTRX価格は0.01561USDT / TRX(2019年9月4日)です。
TRONが画策する計画
この四半期のTRONエコシステムの急速な成長、BTFS、BLive、BT Speed、SUN Networkなどのプロジェクトの連続リリース、BinanceでのスーパーDApp WINkの発売により、この買い戻しフェーズは市場の期待をはるかに上回ったとのことだ。
ボリュームと資本規模の両方、現在このフェーズは終了。買い戻し額としては2000万ドルにも登り、723,118,860TRXが買い戻しの対象となった。買い戻しはBinanceやHuobiその他主流なプラットフォームにて行われており、5月と6月の平均買戻し価格は0.037USDT / TRXで、7月の平均買戻し価格は0.025USDT / TRXとしている。
また、トロン財団は今回の買い戻しの完了に当たってトロン買い戻しについての報告をまとめている。
報告によると、トロンを買い戻した理由についてはトロン財団での十分な準備金やTRON FoundationとTRONのエコシステム開発の資金に充てるため、またコミュニティのフィードバックに基づいて行われたとのことである。また、今回のトロン買い戻しによる影響については、コミュニティの活性化や市場の安定性の上昇のほか、市場に流れるトロンの流通量を減らすことによって価格を安定させ、ユーザーや世間からの信頼を高める目的があるとしている。
トロン財団は計画の次のフェーズを発表する準備をしているとのことである。