リップル社ウォレットから、仮想通貨Stellarの共同創設者へ「1億XRP」が送金
昨今、リップル社の仮想通貨XRPの大量売却が問題として取り上げられているなか、新たな情報が明らかになった。
Ripple(リップル)の共同創業者の1人であり、Stellar(XLM/ステラ・ルーメン)ネットワークの創設者でもあるJad McCaleb氏のウォレットへ、リップルのメインウォレットから1億XRPが送金されていることが明らかになったのだ。
🚨 🚨 100,000,000 #XRP (26,322,440 USD) transferred from Ripple to Jed McCaleb wallet
— Whale Alert (@whale_alert) September 7, 2019
報告されたトランザクションの内容
今回、この情報が明らかになったのは、ビットコインをはじめとする仮想通貨のクジラ取引などを追跡するWhaleAlertが、ツイートした「ホエールアラート」によって送金の詳細が公開された。報告された内容によると、送信された仮想通貨XRPは「1億XRP」。法定通貨に換算すると26,322,440ドル(約28億円)となる。
Jad McCaleb氏
Jad McCaleb氏はリップルを去った後、自身のウォレットに大量の仮想通貨XRPを保有している状況であった。リップル社は当然、価格操縦を懸念し、リップル社とJade McCaleb氏は法廷で争っている。その際、Jad McCaleb氏は、話し合いのもと、以下のような取り決めに合意している状況だ。
XRPを売却するというJedの意図に続いて、Ripple Labsは、Jedを再雇用し、Rippleエコシステムの成長を支援する方法でXRPの出資を責任を持って分配しました。広範な議論の後、JedはXRPの条件を固めることに同意しました。条件により、彼は以下を販売することはできません。
- 1年目:週10,000ドル
- 2 年目、3年目、4年目:週20,000ドル
- 5年目、6年目:年間7億5,000万XRP
- 7年目:年間20億XRP
- 7年目以降:年間20億XRP
さらに最近、ブルームバーグの報道によるとJed McCaleb氏は、既にリップルにいないが、一人で毎日500,000 XRPを販売しているとCoin Metricsのデータによって明らかになっている。
仮想通貨XRPを大量に保有するJed McCaleb氏への警戒および、監視は現在も継続して行われており、これには一部のコミュニティメンバーも憤りを隠せないだろう。