ユニセフ・フランスが仮想通貨による寄付の受け付けを発表

世界的に有名な人道支援団体であるユニセフ(UNICEF)のフランス事務局は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)など9種類の仮想通貨を利用しての寄付の受付を開始するとウェブサイト上で発表した。

またリップル(XRP)など一部の仮想通貨を除き、支援者は直接的な寄付以外にもマイニングに必要とされる能力を自身のコンピューターから貸し出すことにより実質無料で寄付をすることも出来る。

https://twitter.com/UNICEF_france/status/1042366433425072128

人道支援において仮想通貨とブロックチェーン技術は、それらを活用することにより人々にアピールする事ができ、チャリティーを行う為の新たな機会を生み出してくれる。それは資金調達をより民主的なものにし、ユニセフの行う人道支援事業に大きく貢献してくれるだろう。」とユニセフのフランス事務局局長であるセバスチャン・リヨン氏はコメントした。

ユニセフのフランス事務局は今年2月にもシリアの内戦によって傷ついた子供たちを救うための資金を集めるため、仮想通貨キャンペーン「ゲームチェーンジャーズ(Game Chaingers)」を行っている。

これはオンラインゲームのプレイヤーにマイニングソフトウェア「をダウンロードしてもらい、自身のコンピューターでイーサリアム(ETH)をマイニングしてもらうというものだった。これによりユニセフのフランス事務局は85ETHを獲得し、キャンペーンは成功に終わっている。

また今年4月にはユニセフのオーストラリア事務局が「The Hope page」と呼ばれるマイニングによって獲得した仮想通貨を寄付する事が可能なウェブページの開設を行っている。The Hope pageを開き、モネロ(XMR)のマイニングを行う許可をしマイニングに必要とされる能力を自身のコンピューターからシェアする事でその報酬がユニセフに寄付されるというものだった。