ビッグネーム企業ら、新しいIBMブロックチェーンに参加

ビッグネーム企業ら、新しいIBMブロックチェーンに参加

米IT大手企業のIBMが新しいサプライヤーブロックチェーン管理システムとして「Trust Your Supplier(TYS)」をローンチした。プロジェクトの参加企業として名を連ねている企業として、テック大手のレノボ、シスコ、ノキアやビールメーカー大手のアンハイザーなど、業界トップクラスの企業が参加している事でも話題になっている。

サプライヤーを管理する従来の方法は、面倒な手動プロセスを伴うことが多く、結果的にアイデンティティの確認やISO証明書、銀行口座情報、税務証明書、保険証書などの文書の追跡が困難になる。Trust Your Supplier(TYS)は手動プロセスを排除し、リスク、エラーが起きにくい分散型プラットフォームになっており、レノボのデータセンターグループの最高サプライチェーンオフィサーは次のように述べている。

「Trust Your Supplier(TYS)は将来的にサプライチェーンの在り方を変え、バイヤーとサプライヤーの両者が、コスト、複雑さ、速度の削減を通じてブロックチェーンのメリットを享受できるようになります。」

使用プロセスは下記の通りである。

TYSを利用するサプライヤーはブロックチェーンネットワーク上でIDのデジタルパスポートが作成され、ネットワーク上の許可されたバイヤーと情報を共有できるようなる。また、ブロックチェーンは、許可ベースのデータ共有ネットワークを保証し、サプライヤとバイヤーの間に新たなビジネスチャンスを創出しながら、新しいサプライヤの認定、検証、管理に関連する時間とコストを削減可能とした。

今後の動き

テクノロジー調査会社Gartner Inc.によると、ブロックチェーンは2023年までに、年間2兆ドルの商品とサービスの追跡を可能にする事を予測。また、IBMは現在世界中に18,500を超えるサプライヤーを抱えており、今後数か月以内に4,000の北米サプライヤーをオンボードするTrust Your Supplier(TYS)ネットワークの使用を開始します。この事により、新規サプライヤーをオンボードするためのサイクルタイムを70〜80%削減し、自社ビジネス内の管理コストを50%削減できると予測している。

IBM自体現在、サプライチェーン以外にも食品のトレーサビリティや、デジタル著作権管理など幅広いBaaSサービスを展開しており、多くのユースケースを保持している事から、今後も革新的なプラットフォームの展開を期待したい。

ABOUTこの記事をかいた人

まさ@ブロックチェーン研究家

外資系の医療機器、エネルギー関係の企業で5年間営業として従事した後、今後は個人にスポットが当たる時代だと考え、ブロックチェーンの持つトークンエコノミクスの世界観に感銘を受け、少しでも情報源として役に立てるよう日々発信しています。 現在は 実際にコードを書いたり、 イベントに足を運ぶなど精力的に 活動を行ない情報を発信しています。