仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)、Neutrino買収について言及

仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)、Neutrino買収について言及

Coinbaseの機関販売責任者であるChristine Sandler氏は、今回買収したブロックチェーン企業Neutrinoについて言及した。

3月1日に行われたCheddarによるインタービューにおいて、Sandler氏は以前のデータプロバイダーはCoinbaseのユーザーデータを外部の機関に売っていた。と発言している。

報告によれば、米国の主要取引所であるCoinbaseが2019年2月19日にNeutrinoの買収を発表した。このスタートアップ企業の先進的なブロックチェーン分析ツールを使って、マネーロンダリング防止やKYC技術の向上を目指すということだ。

早急に行われた今回の買収は、Neutrinoの共同出資者たちの経歴に関して論争を起こした。

彼らは過去に商用ハッキングソフトウェアを販売する企業に所属しており、その企業のスパイウェアは政府機関や法律機関で使用されていたという。

これに対して暗号資産コミュニティでは #DeleteCoinbaseというハッシュタグを使って反応し、今回Sandler氏が説明することになった。

既存のデータプロバイダーとの契約打ち切りのための買収

Sandler氏はデータ販売に関して現在のプロバイダーとの契約を打ち切ることが重要であると述べ、以下のように続ける。

「我々は、Neutrinoにいる人々の経歴を確認している。最も重要なのは、現在のプロバイダーとの契約を打ち切ることである。彼らはユーザーデータを外部機関に売却しており我々がそれらを管理することは難しく、今後データを安全に守らなければならない」

さらにSandler氏は今回の買収は、Neutrinoの人材・ツールをCoinbase内部に取り入れることが目的であると主張する。

XRPのCoinbase上場についても言及

また、Sandler氏は暗号資産XRPの上場についても言及する。

「プラットフォームへの新たな資産の追加は、大きな関心を集めた。XRPが有価証券であるかどうかについて検討はあったが、我々は有価証券の法律家ではない。上場に関して、どちらの側にも説得力のある議論がなされた」としている。

先日発表された報告によれば、リップル社のマーケティング責任者が、「CoinbaseがXRPを上場させたのは、Coinbaseが独断で行ったことだ」と述べたという。これは、リップル社が同取引所に対して金銭やインセンティブを渡したのではないかという噂に対する主張である。

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北欧エストニアで機械工学を学ぶ大学院生です。仮想通貨への投資は2017年4月から始めて、マスターノード運用や仮想通貨マイニングなどを楽しんでいます。仮想通貨に関する記事をこれまで200記事以上執筆してきました。