イーサリアムクラシックラボへの出資者が新たなイーサリアムクラシック(ETC)開発チームを発表した。このチームは、ETCラボコアと呼ばれる。
新たに発表されたETC開発チームとは|イーサリアムクラシックラボ
1月14日に発表された内容によれば、この新しいチームはETCプロジェクトの中心となって動きブロックチェーンのサポートや分散型アプリケーションの開発・マイニング・サービスへのツール提供を行うという。
2019年の第1四半期に同チームは、1月16日に行われるイーサリアム(ETH)のコンスタンティノープルハードフォークの調査を行うことに専念する。
この調査は、ETC改善提案1045が終わる前に完了させるという。改善提案1045とは、イーサリアムのビザンチウムとコンスタンティノープルの一部をETCネットワークに導入することである。
イーサリアムクラシックは今年はじめに51%攻撃を受けている
今年1月にはETCに対して51%攻撃が行われており、ブロックチェーンの監視や分析ツールの開発が急がれる。
仮想通貨大手取引所Coinbaseは、ETCブロックチェーンの再編成(51%攻撃による2重払い)を1月5日に発見した。これにより、110万ドル相当のETCが影響を受けたという。
ETCの開発者たちははじめに、この51%攻撃に関する報告を否定した。しかし、彼らはETCを扱う全ての取引所とマイニングプールに対して、引き出しと預金の確認時間を大幅に増やすように依頼している。つまり、取引の確認に多くの承認が必要になるよう呼びかけた。
2018年12月はじめには、ETC開発チームであるETCDEVの創設者の1人であるIgor Artamonov氏が、同チームはこれ以上活動することが困難になり活動を止めると発表した。
Unfortunately ETCDEV cannot continue to work in the current situation and has to announce shutdown of our current activities pic.twitter.com/N6xWnpBNJJ
— ETCDEV (@etcdev) December 3, 2018
原因としては、現在の仮想通貨市場の低迷による資金不足であるという。
ETCは現在約4.3ドルで取引されており、24時間で3%ほどの上昇を見せている。時価総額は、約4億7000万ドルで、18番目に規模が大きな仮想通貨である。