ブルームバーグのアナリスト|テクニカル分析では「仮想通貨の購買圧力が増加している」と発言
仮想通貨市場は2018年、80%近い下落率の暴落によって悲観的な市場へと移り変わっていた。しかし、それに対して仮想通貨市場を楽観的に分析する人物がいることも事実である。
ブルームバーグのシニアマーケットアナリストであるMati Greenspan(マティ・グリーンスパン)氏は、「仮想通貨市場は過去13日間の購買圧力が持続してることが示されている」と発言した。この発言の裏には「GTI VERA Convergence Divergence Indicator」と呼ばれる指標によってビットコイン(BTC)の購買に対する可能性を示唆しているようだ。
引用元:ブルームバーグより
今回、分析を行ったMati Greenspan(マティ・グリーンスパン)氏は「GTI VERA Convergence Divergence Indicator」の指標を使用し、次のように述べている。
「利益を出すために通常、最善策として安値で買い、高値で売ることです。テクニカル分析を行っているのであれば、トップとりもボトムが近いことがチャートで非常に簡単に分かります。
ビットコインやブロックチェーン技術の採用に関する企業が急激に成長している現在、非常に速いペースで成長していいる業界を見ている。私たちは新しいプロジェクト(仮想通貨)がオンラインになることや、人々が市場にますます関わっていることを示す兆候を見ています。」
実際に、ブロックチェーン技術などの仮想通貨に特化した雇用率は増加しており、様々な仮想通貨プロジェクトがオンラインに移行し始めている。
「Galaxy Crypto Index」による仮想通貨の市場分析
ブルームバーグではアナリストらによる市場分析だけではなく、ギャラクシーデジタルキャピタルマネジメントと協力して主要仮想通貨を分析する「Bloomberg Galaxy Crypto Index(BGCI)」でも分析をしている。
このテクニカル分析では、2018年9月以来に発生した購買圧力が最大であった。そして2019年に突入した現在2018年9月以来となる購買圧力が、テクニカル分析によって判明した。
ブルームバーブによると全体では先週の水曜日(1月2日)から10%の上昇を記録。最も上昇している仮想通貨は2019年に向けた大型アップデートを予定しているイーサリアム(ETH)が同日から11%の上昇、12月の最低の指標から約80%の上昇を示しているようだ。
実際にイーサリアムのアップデートには大きな注目が集まっており、それに伴って仮想通貨イーサリアムの価格は2018年まで時価総額2位に位置していた仮想通貨リップル(XRP)を追い抜いている。