Twitter社が再び株主へマスク氏による買収支持を進めたことで株価とDOGEが上昇

マスク氏のTwitter買収支持で株価とDOGEが上昇

大手電機時同社メーカーのTeslaのイーロン・マスク(Elon Musk)CEO(最高経営責任者)が、1株あたり54.20ドル(約7,386円)でTwitter社を買収する入札を承認したことで、Twitterの株価と仮想通貨DOGEの価格が上昇したことが明らかになった。

ニューヨーク・ポストによると、マスク氏によるツイッター買収の入札がソーシャルネットワークの取締役会で全会一致で承認されたとのこと。マスク氏は5月に、ボットユーザーの普及に関するTwitter社の評価が正確かどうかがもっと明確になるまで、この買収は保留にするとの考えを述べていた。実際、Twitterは4月にマスク氏と440億ドル(約6兆円)の買収合意に達したが、マスク氏はそれ以来、プラットフォーム上でのボット活動に関するTwitterの情報開示について問題を提起している。

Twitter社の経営陣は、元の条件での買収完了に向けて動くつもりであるとの考えを示しており、マスク氏は今週、ブルームバーグの編集長とのインタビューで、Twitterとの取引から仮想通貨、経済など多岐にわたる戦略を明らかにしたとのこと。

マスク氏沈黙の中で分かった事

今回の買収承認の噂で終日上昇していたドージコイン(Dogecoin/DOGE)の価格は瞬時に9%高で反応し、1日の累積成長率はほぼ19%の大台に乗せたとのこと。

マスク氏のTwitter買収の第一報の後、DOGEの相場は現在の2倍の30%高騰しており、マスク氏の動向が大きな注目を集めていた。これにより、現在、1DOGEあたりの価格は0.0685セントで、DOGEの総資本価値は89億ドル(約1兆2,116億円)となっており、CoinMarketCapの時価総額別トップで10位となった。

DOGEの相場が急成長した主な理由は、マスク氏の行動にあり、同氏は最近、仮想通貨を含むTwitterの支払いを統合することは理にかなっていると述べ、Twitter BlueサービスをDOGEで支払えるようにするというアイデアも進めている。さらに、Twitterの決済については、一部のユーザーに対してTwitterを課金制にする可能性について、商用や政府機関のアカウントについてはおそらく少額の手数料を取ることになるという。

一般ユーザーに対しては、アクセスは無料のままでなければならないとの考えを示したが、この金額や条件がどうなるかは不明である。マスク氏自身は、今回のニュースについて、まだコメントを出していないため、DOGEのTwitter上での扱いや、マスク氏自身の具体的な動向などは明らかになっていない。