取引所Bitfinex(ビットフィネックス)などがメンテナンス実行
香港を拠点に置く仮想通貨取引所Bitfinex(ビットフィネックス)および、ビットフィネックを運営するiFinex社がイーサリアム(ETH)を中心としたプラットフォームを提供する仮想通貨取引所Ethfinex(イーサフィネックス)を2018年12月29日に発表。そのメンテナンスの日付が近づいている。
この発表に伴い、仮想通貨市場の多くのユーザーおよび投資家からは、メンテナンスの日にビットコインをはじめとする仮想通貨市場が上昇するのではないかと噂されている。
On Monday 7th January 2019, Bitfinex will be offline between three to seven hours as we complete the final stage of our data migration to dedicated bare-metal servers, in a move designed to significantly enhance platform speed, security and performance.https://t.co/uzeW1rSUZl
— Bitfinex (@bitfinex) 2018年12月29日
今回発表されているメンテナンス内容は、「2019年1月7日にプラットフォームの速度、セキュリティ、パフォーマンスを大幅に向上させるために、専用ベアメタルサーバーをへのんデータ移行の最終段階を完了させるため」と説明されており、「3〜7時間」のメンテナンス時間が予定されている。
しかしなぜ、仮想通貨市場ではビットフィネックスのメンテナンスが注目されているのか?
仮想通貨取引所ビットフィネックスは2018年8月22日、メンテナンス内容は異なるものの、取引所ビットフィネックがオフライン状態となっていた。そして同日、世界各国の仮想通貨取引所ではビットコイン(BTC)などの仮想通貨の価格が上昇した。
この時の取引所ビットフィネックスではビットコイン(BTC)の価格は20分間で、6400ドルから6800ドルへと4%以上の上昇をみせている。
多くのユーザーや投資家は知っているとは思うが、取引所ビットフィネックスでは最大で100倍にもなるレバレッジ取引が可能な取引所である。これにより多くのユーザーおよび投資家から「ビットフィネックスでショートポジションを維持している投資家の売り圧を防ぐためではないか」と予想されているのだ。
ビットコインの価格に影響を与えるのか?
メンテナンスが発表された2つの仮想通貨取引所の現在の1日の合計取引量は約200万ドルであり、現時点での仮想通貨取引所の1日の合計取引量の約1.25%を占めているのだ。
また、ビットフィネックスでの仮想通貨全体ではなくビットコイン(BTC)だけの1日の合計取引量だと、約5000万ドル(約54億円)を取引している。これは世界の仮想通貨取引所のビットコイン取引量50億ドル(約5000億円)のうち約1%以上にもなる計算である。
少なからず、2018年8月22日のビットコイン(BTC)の上昇を覚えているトレーダは多く存在しており、この機にロングポジションへと移動するトレーダーが増加することとなりそうである。