シルバーゲート銀行は仮想通貨業界の苦境が続く中、自主清算を発表

シルバーゲート銀行が仮想通貨銀行の業務を停止し自主精算へ

3月8日の午後にシルバーゲート銀行(Silvergate Bank)は、仮想通貨銀行の業務を停止し、同社の資産を自主的に清算する意向を発表したことが明らかになった。

このニュースはシルバーゲート銀行が直面した重大な財務上のトラブルを受けたもので、同社の株価は価値が急落。過去6カ月間で、Silvergate Capital Corporationの株価は、同社が今はなき仮想通貨取引所FTXへのエクスポージャーに関連した重大な財務トラブルに直面したため、米ドルに対して94.82%下落している。これによって3月8日、同社は業務を縮小し、銀行を清算する予定であることを発表。シルバーゲート銀行は、同社のSilvergate Exchange Network支払いプラットフォームを廃止したとのこと。

また、銀行の風化・清算計画には、すべての預金の全額返済が含まれており、請求権を解決し、独自の技術や税金資産を含む資産の残存価値を維持するための最善の方法を検討しており、シルバーゲート銀行は公式発表の中で次のように語っている。

最近の業界や規制の動向を考慮し、シルバーゲート銀行は、銀行業務の秩序ある縮小と銀行の自主的な清算が最善の道であると考えています。銀行の整理・清算計画には、すべての預金の全額返済が含まれています。同社はまた、債権を解決し、独自の技術や税金資産を含む資産の残存価値を維持するための最善の方法を検討しています。


5日間で40%以上の下落

シルバーゲート銀行の株価は、過去5日間で40.99%米ドル建てで下落した後、1株あたり4.91ドルで取引を終えており、先週、SEC(米証券取引委員会)に年次会計年度決算報告を延期しなければならないと伝えたことで、銀行大手JPモルガンによって同銀行の株価が引き下げられた。

同銀行は提出書類の中で、継続する能力に言及し、規制当局の監視に直面していることも指摘。株の格下げ後、サークル、Crypto.com、Gemini、Paxos、Coinbaseなどの大規模な仮想通貨会社は、同銀行から距離を置いている。なお、シルバーゲート銀行の清算は、金融業界への信頼が揺らぎ続けている新興業界にとって、意図しない結果をもたらす可能性があると指摘されている。