マレーシアの大学がNEMとの提携を発表|提携によりブロックチェーンに関する学習を促進へ

1986年に設立され、世界80ヵ国以上から学生が集まり研究機関や大手多国籍企業、様々な国の大学と提携をしているマレーシアでも最高ランクに属する大学であるUCSI University(UCSI大学)は、NEMマレーシアと提携したと発表した。

マレーシア国内では以前にも、TAYLOR’S University(テイラーズ大学)とNEMマレーシアの提携が発表されており、このような動きはNEMやブロックチェーン技術教育の為の活動の一環とされている。

NEMはUCSI Universityがブロックチェーン技術の教育計画書などを作成するにおいて、仮想通貨やブロックチェーン業界の専門知識やノウハウを提供しサポートしていく予定だという。この度の提携により、従来のものよりより優れたブロックチェーン技術の教育計画書を作成することが可能になる。

NEMブロックチェーン技術の学習

NEMは教育課程中でもブロックチェーン技術の使用を考えており、多くの教員や生徒がブロックチェーン技術について学習訓練できるように手助けをしていく方針であるという。NEM財団の東南アジア担当責任者のStephen Chia(ステファン・チア)氏はこの度の提携について以下のように述べた。

「この度のUCSI Universityとの提携は、今後様々な分野においてNEMのブロックチェーン技術の採用に貢献する技術者の育成に繋がると考えている。近い将来USCI Universityのキャンパス内でのブロックチェーン技術研究所やブロックチェーン関連のイベントなどを開くことを心待ちにしている。」

今後のビジョン

この度の提携により、NEMはUSCI Universityのブロックチェーン技術研究所にも力を注いでいく予定である。従来のコンピューター技術研究所を、NEMの技術を取り入れたブロックチェーン技術研究所としてブランド化し、関連するブロックチェーンプロジェクトがUSCI Universityで行えるようになる。

さらに、このブロックチェーン技術研究所に参加している生徒は、NEMによる特別トレーニングを受けることができ、NEMの技術とブロックチェーン技術に精通することになるという。

現段階では未だ開発段階であるブロックチェーン技術だが、その技術は将来的に必ず私たちの生活をより良いものにしていくものである。その為ブロックチェーン技術の教育を教育過程に組み込むということは、これから先の未来を作っていく技術者を育成していく上で非常に重要なことであると言えるだろう。