マネーロンダリングの疑いで、米国でBitMEXが提訴

マネーロンダリングの疑いで、米国でBitMEXが提訴

仮想通貨デリバティブ取引所であるBitMEXは、米国で提訴されていることが明らかとなった。BMA LLC(原告)は、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提出された訴状によると、他の違法行為の中で、マネーロンダリング、電信詐欺、および民事陰謀の疑いでBitMEXを提訴しているとのこと。

BMAは、国の規制当局からのライセンスを保持していないにもかかわらず、BitMEXが米国の仮想通貨トレーダーにサービスを提供していると非難しており、原告によると、高度に活用された仮想通貨デリバティブ取引商品は、米国のトレーダーにリスクをもたらすことを指摘している。

訴訟の一環として、BMAはBitMEXを意図的なサーバー凍結の兵器化、詐欺的な「システム過負荷」イベントの使用、大規模市場の動きの最中に価格変動を悪化させ意図的に清算を引き起こすと非難し、 BitMEXは、不快なアクターが暗号通貨市場を操作するための絶妙なデザイナーツールであると非難している。この訴訟には、BitMEXの共同創設者であるアーサーヘイズとサミュエルリードも被告としてリストされているとのことだ。

裁判例とは別に、BitMEXは金融規制当局からの監視にも直面しており、英国のFinancial Conduct Authority(FCA)は、プラットフォームがライセンスなしで地域で運用されていたと指摘し、2019年には、プラットフォームは米国商品先物取引委員会(CFTC)による調査の対象にもなっている。

今回訴訟を起こしたBMAは先日、リップル社が意図的に投資家に誤解を与えるような宣伝を行い、XRPを適切な規制当局に登録を行わずに販売したとしてリップル者に対しても提訴している。