BINANCEがシンガポールでの通貨取引のベータテスト実施を発表

大手仮想通貨取引所のバイナンス(Binance)CEOであるジャオ・チャンポン(CZ)氏は自身のツイッター上で2018年9月18日から3日間シンガポールドルの取り扱いが可能な取引所のベータテストを招待者のみで行う計画していると明かした。

バイナンスは最近だとBinance LCXをヨーロッパで発足し、そのままの勢いで発展途上であるアフリカ諸国への進出を画策するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けている。
さらに今年仮想通貨業界で特に注目されているセキュリティトークンについても、拠点であるマルタ島で対策を講じるなど他に付け入る隙を与えずこれからもバイナンスの動向には期待ができる。
シンガポールは法人税が低く様々な国の企業からビジネスのしやすい魅力的な国であるとされ、世界銀行の行ったビジネスのしやすい国ランキングで2位にランクインした。加えてアジアで急激な経済成長を遂げた国々を称したアジア 四小龍にも名を連ねている。
なお、現在シンガポールでは仮想通貨は法定通貨として認可はされていません。しかし、シンガポール金融庁の出すマネーロンダリング対策、テロ資金供与防止等の要件を満たせば仮想通貨取引所は公式な通貨取引所として営業ができるそうである。
今年6月にアメリカの会計会社が行った調査でシンガポールはICOの拠点であるとされた。シンガポールにブロックチェーン企業が集まりやすい理由として、地理的にも技術的にも優れたアジアの中心としてアジア諸国と良好な関係を築いているからだという。シンガポールのICOの実施数と資金調達額は昨年9月に中国がICOを規制したことを受けて上昇した。