グレイスケールとビットワイズ、イーサリアムETFのオプション取引開始を申請

グレイスケールとビットワイズがイーサリアムETFオプション取引開始を申請

グレイスケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)とビットワイズ(Bitwise)、イーサリアムETFスポット商品のオプション取引開始を申請した事がわかった。

各社は、スポットイーサリアムETFにオプション商品を上場するため、SEC(米国証券取引委員会)に申請書を提出。2024年8月7日(水曜日)付けで各社が提出した申請書によると、承認されれば、NYSEアメリカンLLC(アメリカン証券取引所)が株式取引プラットフォームとして、ビットワイズイーサリアムETF、グレイスケールイーサリアムトラスト、グレイスケールイーサリアムミニトラストの3つの商品を上場する契約を結んでおり、提出された書類には以下のように記載されている。

取引所は、ビットワイズ・イーサリアムETF、グレイスケール・イーサリアム・トラスト(ETH)、グレイスケール・イーサリアム・トラスト・ミニを含むイーサリアムETPのオプションを提供することで、スポットイーサへのエクスポージャーを得るための比較的低コストの追加の投資ツールと、イーサリアム製品およびポジションに関連する投資ニーズを満たすヘッジ手段を提供することで、投資家に利益をもたらすと考えている。


スポットイーサリアムETFのオプション取引の課題

スポットイーサリアムETFにオプションを上場するための規則変更を求めるこの要求は、市場規制当局が基本商品を承認した後に出されたが、機関投資家は元のETF提供以上のものを望んでいる。

需要の高まりにより、ブラックロック(BlackRock)やグレースケール(Grayscale)などのイーサリアムETF発行者は、この製品に動き出すことになった。仮想通貨ETFオプションは、ゲイリー・ゲンスラー(Gary Gensler)委員長率いるSECにとって依然としてグレーゾーンだ。

NYSE が主張したように、ETHE(グレースケールイーサリアムトラスト)のオプションの上場と最終的な取引は、投資家にコインへのエクスポージャーを増やすことになり、同じことはビットワイズ イーサリアム ETF とグレースケールイーサリアムトラストミニにも当てはまる。両社はこの製品のトップ発行者であり、承認に対する両社の重みと影響力を合わせると、市場規制当局は姿勢を再考する事も十分に考えられる。

グレイスケールETF拡張は適切な時期だったか

グレイスケールがETF製品訴訟を交換する動きは時宜を得たものであり、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領とカマラ・ハリス(Kamala Harris)氏の大統領選対決で、現在デジタル通貨エコシステムに注目が集まっている。

NEXTMONEYが本日付で掲載した特集記事「アナリサ・トーレス判事、リップル社に1億2,500万ドルの罰金」で報じているように、アナリサ・トレス(Analisa Torres)地方判事が米国に対するリップル訴訟で判決を下したことで、業界は今、祝賀ムードになっている。この判決を受けて、リップルのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEO(最高経営責任者)は、同社は今後成長イニシアチブに注力すると述べている。

アナリサ・トーレス判事、リップル社に1億2,500万ドルの罰金

2024.08.08

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