イーロン・マスク氏が再びツイート:SHIBを20%以上引き上げる

イーロン・マスク氏がSHIBを再び引き上げ

大手電気自動車メーカーTesla(テスラ)や民間宇宙開発企業SpaceX(スペースX)を率いる、世界第2位の大富豪イーロン・マスク(Elon Musk)氏のツイートにより、SHIBの価格が21%上昇したことが明らかになった。

マスク氏は、柴犬がロケットを持っている絵文字とともにツイートを行ったことで、0.000026ドルで取引されていたSHIBは、ツイートのわずか10分後に0.00002875ドルに上昇。同氏は柴犬である自身の愛犬「フロキ」に関するツイートを何度も行なっており、その度に人気を博したミームコインであるSHIBの価格が上昇するという事態に陥っている。実際、10月4日にもフロキの写真をツイッター上に投稿したことで、柴犬のミームを使用しているSHIBの価格が370%近く上昇したことが確認された。

2度目の時価総額トップ20位入り

この価格上昇によりSHIBは、2021年5月以来2回目のCoinmarketcap時価総額ランキングでTOP20入りを果たしており、同氏が柴犬がモチーフとなっているドージコインを何度もパンプさせてきた実績があり、仮想通貨界にとって大きな影響力を持っていると考えられる。

SHIBは、今年の5月に0.00004934ドルの最高値を記録しているが、それ以来、SHIBの価格は0.000026ドルの価格帯を割り込んでいたこともあり、イーロンマスク氏のツイートはSHIBホルダーに期待感をもたらしたとみられている。CoinMarketCapの調べによると、10月19日22時時点のSHIB価格は、1SHIB=0.003231円(0.0000284ドル)前後で取引されており、前日同時刻比0.22%、1週間で1.00%の上昇を見せており、時価総額は1兆2,757億円を超えている。

また、最近ではSHIBの市場に仮想通貨を大量に保有するクジラの活動も報告されており、合計で2,760億SHIBの購入を行うなど、イーロンマスク氏のツイートが、SHIBの市場に大きな影響を与えている。仮想通貨市場にとってクジラの影響は軽視できないものであり、クジラが大量の通貨を溜め込むことで将来的に大きな売り圧力になるため、相場に不安定感をもたらす可能性が危惧されている。

TradingViewによるSHIBUSDチャートの見通しによると、2021年の初めに柴犬に1,000ドル(約11万円)投資していた場合、その価値は現在、49,000ドル(約560万円)にも上る。一方で、SHIBサポーターは最近、70万人のSHIB保有者のマイルストーンを達成しており、イーロンマスク氏の影響もあってか、多くの新しい投資家がSHIBに投資し始めていることが明らかになっている。