最も人気のあるブロックチェーンゲーム「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」の開発社Dapper Labsが、Venrock率いる資金調達ラウンドで1500万ドル相当の調達に成功した。
このラウンドにはGoogleVenturesやSamsungNEXTなどの大手企業が運営するVCも参加した。
DapperLabsが開発したクリプトキティーズは「世界で最も成功したブロックチェーンの消費者製品」と言われており、今回の調達により企業・ゲーム面においてさらなる拡大が見込まれる。
さらにゲーム機器・エンジン開発のUnityやディズニー元役員が率いる予定の子会社の設立も計画されており、Ubisoft、EA Sports、Hasbro、Amazonなどの大手企業から専門家を追加雇用するなど、今回の資金調達によりブロックチェーンゲーム業界が一気に加速する可能性がある。
DapperLabsのCEOであるRoham Gharegozlow氏は以下のように述べた。
我々の使命は、ゲームやエンターテインメントを利用して、世界中の何十億人という消費者に分散化の価値をもたらすことです。
この資金調達により、魅力的なコンテンツをブロックチェーン上に組み込むため、最適なクリエイターや技術者を派遣し、多くの消費者に選んでもらえることを確実にします。
クリプトキティーズは、世界で最も人気のあるDappsゲームであり、320万件のトランザクションと数千万ドルの取引が行われている。
しかし、Dappsゲームというカテゴリは世間的にまだ普及しているとは言えず、クリプトキティーズですら過去24時間のアクティブユーザーはおよそ380人しかいない。
Dappsゲームは一般的な人の仮想通貨・ブロックチェーンの世界への入り口としては重要であり、今回の資金調達により「参加し辛い」という障壁が少しでも低下することが期待される。