21Sharesが欧州でZcashとETHFIのETPを上場、ZECは1,600ドルを突破──ウォール街の躍進が欧州にも波及

21Sharesが欧州市場でZcashとETHFIのETP上場を実現

資産運用会社の21Shares(21シェアーズ)は、欧州初となるジーキャッシュ(Zcash/ZEC)の現物裏付け型上場取引型金融商品(ETP)と、リステーキング・プロトコルether.fi(イーサー・ファイ)のガバナンストークン「ETHFI」に連動するETPの2銘柄を、ユーロネクスト・パリおよびユーロネクスト・アムステルダムに上場させた

今回の展開により、欧州の投資家は従来の証券口座を通じて、複雑な秘密鍵の管理や取引所の新規口座開設といった手間をかけずに、規制された環境下でZECおよびETHFIへの投資が可能になった。

なお、両商品の年間管理手数料は一律2.5%に設定されており、これは従来の主要な暗号資産ETPと比較して高水準ですが、現物資産の確実な保管コストなどが反映されている。

Zcashが1,600ドルを突破、記録的な高騰と市場の動向

Zcashはプライバシー保護機能(シールド・トランザクション)とビットコイン由来の堅牢な経済モデルを兼ね備えており、暗号資産市場で大きな注目を集めている。

その結果、ZECは一時1,600ドル(約25万円)を大きく突破し、時価総額は約275億ドル(約4.3兆円)規模に達して全暗号資産の中で9位にランクインした。

これまでのシールドプール(秘匿化されたプール)には発行済みの30%以上にあたる約490万枚のZECが預けられており、ネットワークのセキュリティやプライバシー需要の高さを示している。また、米国のGrayscale(グレイスケール)が展開する「ZCSH」ETFへの資金流入や株式分割の動きも相まって、機関投資家を巻き込んだ強い買い圧力が市場全体を牽引している。

ウォール街の躍進から欧州の規制市場への波及

米国におけるGrayscaleのZcash ETF上場に続き、今回の21Sharesによる欧州市場でのETP上場は、プライバシーコインに対する機関投資家の関心が大西洋を越えて急速に広がっていることを示している。

従来は一部の愛好家に支持されてきたZcashだが、堅実な供給上限やインフレ抑制モデルが評価され、従来の伝統的金融市場への統合が着実に進んでいる。一時的な価格調整を挟みつつも、ZECに対する強気なセンチメントや実需に基づく投資家の流入は続いており、暗号資産市場における新たな投資テーマとして今後の動向から目が離せない。

 

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