香港デモによって、一部銀行サービスが使用停止に=仮想通貨・ビットコインへ資金流入が加速

香港デモによって、一部銀行サービスが使用停止に=仮想通貨・ビットコインへ資金流入が加速

中国で日々行われている香港デモは悪化の一途を辿り、市民によるデモ活動によって経済状況やサービスの安定性にも大きな影響が出ているようだ。

香港の事実的中央銀行である「香港金融庁」は香港デモによって破壊された施設や、交通状況を考慮し、「破壊された施設や交通の混乱により、特定の支店でサービスを停止しなければならない」という内容で、「銀行支店の部分的なサービスの中断」という警告文を公表した。警告文はタイトルの通り、香港デモによる「一部の銀行支店のサービス停止」がメインとなった内容である。今月5日に発表されたこのレポートでは、以下のようにサービス停止の経緯について説明されている。

「HKMAは本日、施設の破壊と交通の混乱により、一部の銀行が特定の支店でサービスを停止する必要があることに気付きました。お客様は、可能な限りオンラインバンキングまたはATMサービスを使用し、訪問前に銀行支店のサービスステータスを確認することをお勧めします。私たちは、特定の銀行支店のサービス中断について、一般的な理解に訴えます。これは、異常な状況によって必要となりました。」

最近の破壊行為と放火攻撃の事件は、一般の銀行サービスの利用に深刻な影響を及ぼしています。あらゆる形態の破壊行為と暴力は非難されるべきです。社会秩序がすぐに回復し、銀行が通常の業務を再開し、企業や一般の人々に奉仕できるようになることを願っています。」

法定通貨・銀行サービスから、仮想通貨へ資金が流入

これらの一連の香港デモでは、実際に銀行でサービスを使用することが状況が続いている。万が一、サービスを使用することができる場合でも、銀行を使用したいユーザーは、安全性を確保することができないため、実質、サービスが使用できない状況に陥っている。

そして、香港デモによる資金の移動について、ビットコインをはじめとする仮想通貨が注目を集めているようだ。

先日NEXTMONEYが報じた内容では、香港での小売店の売上高(金額ベース)が前年比から23%減少し、過去最高に減少率を記録していることが明らかになった。また、香港デモによって、都市経済にさらなる打撃を与え、香港ドルベースのビットコイン(BTC)取引高が、過去最高記録を更新したのだ。

現在、香港において法定通貨は安全では無い資産と認識する国民が増加しており、その対価資産として「仮想通貨」がピックアップされているようだ。

香港ドルベースのビットコイン取引高、過去最高を記録 =香港デモの過激化による影響

2019.10.03

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