インターネットブラウザFirefoxの開発を行っているMozillaが8月30日、自社のブログにてFirefoxに
ユーザーデータなどを追跡するトラッカーをブロックする機能の搭載を試みていることを発表した。その中にはWebサイトを訪問したユーザーに仮想通貨のマイニングを行わせるマルウェアをブロックする機能の搭載も予定されている。
We just announced that we’re working on stopping all cross-site tracking in Firefox. Not sure what cross-site tracking is in the first place?
We got you: https://t.co/6ppGJXBiXO
— Firefox 🔥 (@firefox) 2018年8月30日
Mozillaが計画しているアンチトラッフィング機能は、「読み込みの遅いトラッカーのブロック」「第三者からのストレージアクセスブロック」「第三者からの害のある行動の緩和」という大きく3つが考案されている。
ひとつ目となる読み込みの遅いトラッカーのブロックは、主に通信速度の遅いユーザー向けの機能となる。広告ブロック拡張機能Ghosteryを開発したGhostery社による調査結果では、Webサイトの読み込みにかかる時間の55.4%が第三者のトラッカーの読み込みによるものだと報告している。低速ローディングトラッカーをブロックすることで、通信速度が早くなると期待されている。
2つ目は、Cookieを削除することでユーザーがこれまで撮影した画像や動画、録音した音楽といった独自のデータ(ストレージ)に第三者がアクセスできないようにする計画となっている。
仮想通貨のマイニングを行わせるマルウェアブロックは、3つ目の第三者からの害のある行動の緩和に含まれる。
これらの機能は今後数ヶ月以内にリリースする予定となっている。
マルウェアのニュースも何回かでてきている、それを追跡しているシステムをブラウザが開発しているようです。
当然Googleも同じシステムをやってくると思いますが、ブラウザもまた覇権争いが始まるかもしれません。
暗号通貨に特化したブラウザも誕生しているのでどうなるのかは楽しみですね。
企業は競合他社がいなければ進化していかないからですね。計算だけじゃできないことを人間がやればいいのです。