Absa がアフリカ地域でRipple活用の暗号資産カストディサービスを開始
南アフリカのAbsa CIB (Absaコーポレート・アンド・インベストメント・バンキング)は、Ripple(リップル)のカストディ技術を基盤とした機関投資家向けプラットフォームAbsa Digital Asset Custody(Absaデジタル資産カストディ)の運用開始を発表した。
Introducing Absa Digital Asset Custody, bringing institutional-grade security, governance and control to digital assets.
A digital first for Africa, built to institutional standards.
Discover more: https://t.co/arLxCMibLs
#InvestedInYourStory #AfricaExpertise https://t.co/L4WHBjIXaf
— Absa Corporate and Investment Banking (@Absa_CIB) September 21, 2026
Absaデジタル資産カストディをご紹介します。機関投資家レベルのセキュリティ、ガバナンス、コントロールをデジタル資産にもたらします。アフリカ初のデジタルサービスであり、機関投資家基準に基づいて…
この先駆的な取り組みにより、アフリカにおける暗号資産やトークン化された資産が、規制に準拠した銀行の枠組みへと本格的に組み込まれることになる。今回の正式稼働は、2025年10月に発表された両社のパートナーシップを基盤として実現。当時、AbsaはアフリカにおけるRipple初の主要なカストディ・パートナーとなり、法人顧客向けに規制準拠のデジタル資産保管サービスを提供する計画を明らかにしていた。
Absa Digital Asset Custodyは、単なる取引所ではなく、資産を安全に保管する「金庫(ボルト)として位置づけられており、このプラットフォームが提供する主な機能や特徴は以下の通りとなっている。
・強固なセキュリティとガバナンス:
銀行水準の管理体制のもと、秘密鍵の管理、取引および承認の制御機能を提供。
・監査証跡の記録:
透明性と信頼性を高めるため、厳格な監査証跡(オーディット・トレイル)の記録をサポート。
・対応資産と決済機能:
ビットコイン(Bitcoin/BTC)やXRPなどの暗号資産に加え、トークン化された現実資産(RWA)の安全な保管・管理を行う。また、法人顧客や資産運用会社向けの決済機能もサポート。
A major milestone for institutional digital assets in Africa!
We’re proud to partner with @Absa_CIB Corporate and Investment Banking on the launch of Absa Digital Asset Custody.
By leveraging @Ripple’s custody technology, Absa is setting a new benchmark for secure, compliant, and bank-grade digital asset management on the continent.
Congratulations to the Absa team on bringing this digital-first solution to market.
— Reece Merrick (@reece_merrick) September 21, 2026
アフリカにおける機関投資家向けデジタル資産にとって、大きな節目となる出来事です!Absa Digital Asset Custodyのローンチにあたり、Absa_CIBコーポレート・アンド・インベストメント・バンキングとの提携を誇りに思います。Absaは、Rippleの…
Rippleの中東・アフリカ担当マネージング・ディレクターであるリース・メリック(Reece Merrick)氏は、Absaが同大陸における安全かつコンプライアンスに準拠した、銀行水準のデジタル資産管理の新たなベンチマークを確立しつつあると高く評価。また、Absaのデジタルプロダクト・カストディ部門責任者であるロビン・ローソン(Robyn Lawson)氏も、Rippleの技術が高度な業務基準を満たしていることから採用に至ったと述べている。
急成長するアフリカ市場の需要とRippleの戦略的展開
今回のサービス開始は、アフリカ全域で高まる暗号資産の需要を背景に行わている。Chainalysis(チェイナリシス)のデータによると、サブサハラ・アフリカ地域におけるオンチェーン取引額は急増。同地域は世界で3番目に急速な成長を遂げている暗号資産市場となっている。また、金融業界のリーダー層の間でも、決済の迅速化などを目的にブロックチェーン技術への期待が高まっている。
2兆700億南アフリカランド(約20兆円)以上の資産を管理するAbsaとの提携は、Rippleにとってもアフリカ大陸全域で事業を拡大するための強力な足がかりとなる。Rippleはこれまでも、Chipper Cash、VALR、Yellow Cardなどといった地域内のフィンテック企業との提携を通じて、ステーブルコイン「RLUSD」の展開や国境間送金のネットワークを広げてきた。
今回の銀行主導によるカストディサービスの導入は、決済=価値の移動やステーブルコイン=価値の決済を支えてきたインフラの循環を完成させ、規制対象の銀行が安全にデジタル資産を保有・管理することを可能にする重要なピースとなる。
アフリカの主要銀行によるこの新たな挑戦が、今後の同地域およびグローバル市場における暗号資産の普及にどのような影響を与えるのか、大きな注目が集まっている。























