イーサリアム財団が「数あるノードの一つ」へ
イーサリアム(Ethereum/ETH)共同創設者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)は、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)がエコシステムの中心的存在から距離を置き、「数あるノードの一つ」としての役割へ移行していく方針を示した。
Some of my perspective on where the @ethereumfndn is going.
First of all, this is only my own view. The board is not just me, and I have no extra special powers on the board that the other board members do not. @aerugoettinea is the one executing much of this transition. My…
— vitalik.eth (@VitalikButerin) May 24, 2026
私の視点からすると、まず第一に、これはあくまで私個人の見解です。取締役会は私一人だけのものではありませんし、他の取締役にはない特別な権限を私が…
今後は拡大路線ではなく、分散化や検閲耐性を重視した長期的な運営へ軸足を移していくという。同氏は、イーサリアム財団がより小規模で焦点を絞った組織へ移行していると説明した。今後は検閲耐性、オープン性、プライバシー、セキュリティという「CROPS」の価値観を中心に据えた運営を進めていく方針だ。
また、財団はネットワークを恒久的に管理することを目的としておらず、その影響力は時間とともに縮小していくべきだと述べた。理事会は現在拡大中であり、自身の影響力も今後低下していくと述べた。
さらに、今後はETHの売却量を減らす可能性にも言及した。財団は、イーサリアムの長期的な成功に不可欠でありながら、民間企業や外部投資家から十分な支援を受けにくい分野へ重点的に取り組むという。
この方針転換によって、一部の研究者や貢献者が財団外で独立して活動する機会が増える可能性もある。
TPS競争より分散化と検閲耐性を優先
ブテリン氏は、イーサリアムがTPS(1秒あたりのトランザクション数)やレイテンシのみを競争軸とするべきではないと強調した。
ソラナのような、速度と拡張性を重視した高スループットネットワークとの差別化を図り、分散化や検閲耐性、アーキテクチャーの回復力を重視する姿勢を鮮明にしている。重点分野としては、形式検証によるバグ削減、AIを活用した検証ツール、強力なコンセンサスシステム、プライバシー技術、中間業者への依存を減らすネットワーク設計などが挙げられた。また、トランザクション伝播やウォレットインフラにおいて、中央集権型サービスへの依存を減らす必要性についても言及している。
ブテリン氏は、イーサリアムの将来について「最速のブロックチェーン」ではなく、「最も信頼性が高く、分散化され、検閲耐性を備えたインフラ」を目指す方向へ進んでいるとの考えを示した。
























