インドの裁判所がCoinDCX創業者に対する詐欺容疑は明白な証拠なしと判断
CoinDCXの共同創業者2名は、72時間にわたる警察の取り調べの後、ターネーの裁判所によって保釈されたことが分かった。
なりすまし詐欺容疑で訴えられていたCoinDCXの共同創業者であるスミット・グプタ(Sumit Gupta)氏とニーラジ・カンデルワル(Neeraj Khandelwal)氏に対し、インド・ターネーのニレシュ・ラソッド(Nilesh Rathod)治安判事は、明白な証拠がないとして、それぞれ5万ルピー(約85,000円)の個人保証金による保釈を命じた。
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— CoinDCX : India Ka Crypto Coach (@CoinDCX) March 24, 2026
重要なお知らせ
両氏は、ターネー地区ムンブラ在住の42歳の保険アドバイザーが3月16日に提出した告訴状に基づき、72時間以上拘留されていた。このアドバイザーは、月利10~12%とマハラシュトラ州全域をカバーするCoinDCXの独占フランチャイズ権を約束する投資スキームで、716万ルピー(約1200万円)を失ったと主張。告訴状には、両氏を含む6人が、詐欺と背任の罪で起訴されていた。創業者らは3月21日にバンガロールから連行され、3月23日に保釈審理が終了する前に裁判所に出廷した。
裁判所はなりすましは認めるも創業者らの関与は認めず
保釈審理において、原告は法廷および宣誓供述書で、問題となっている取引の際に創業者らはいずれも現場にいなかったと捜査官が指摘し、保釈に異議を唱えなかった。
弁護側は、創業者らはCoinDCXの名前を悪用した人物によって冤罪に陥れられたと主張。弁護側は、CoinDCXが同社の身元を悪用した身元不明の人物に対して訴訟を起こし、勝訴した2024年のデリー(Delhi)高等裁判所の判決を提示。裁判所は、逃亡の危険性、証拠隠滅の危険性、過去の行為、証拠の有無といった、保釈に関するすべての考慮事項を検討したうえで、グプタ氏とカンデルワル氏にはいずれも該当しないと判断。なお、裁判所は両氏に対し、進行中の捜査に全面的に協力するよう指示し
CoinDCXはなりすましのパターンを指摘
CoinDCXは、不正行為は同社とは一切関係のない偽ウェブサイトcoindcx.proが関与していたと述べている。
同社は、2024年4月以降、1,200件以上のなりすまし行為が当局に報告されていると主張。創業者らはムンブラのカフェでの取引について全く知らず、同社自身もこの詐欺行為の被害者だ述べている。
グプタ氏とカンデルワル氏は釈放されたが、捜査は現在も継続中で、当初の告訴状に名前が挙がっていた6人のうち4人は依然として逃亡中であり、正式な起訴は行われていない。 CoinDCXは、今回の件はインドの仮想通貨市場におけるなりすまし問題の深刻化を示すもので、経営陣の不正行為を示すものではないと強調した。
信頼できるブランド名や偽インターフェース、高利回りの約束などを悪用する詐欺師は、仮想通貨の普及が急速に進んでいる新興市場において、個人投資家を標的にし続けていることから、ユーザーは引き続き注意が必要だ。
























