TRONのDeFiトランザクションは、2020年3Qに2,577%増加
DappRadarの最新レポートよると、TRONのトランザクションボリュームは2020年第3四半期に最高点に達し、およそ2,577%の増加を記録している。TRONは、2019年にDeFiカテゴリでほとんど無名の存在であったが、2020年第3四半期に置いてトランザクション数が急激に増加しており、イーサリアムの優位性に打撃を与えている。
DappRadarより画像引用
というのも、TRONのDeFiエコシステム上のdappの数は、2020年第3四半期に爆発的に増加している。2002年第2四半期にTRONで利用可能なDeFidappは3つほどであったのに対して、第3四半期の終わりまでに、DappRadarに確認されたdappの総数は27に増加しているとのこと。
Tronプラットフォームのアクティブウォレットの大部分を占めているのは、Sun、Just、JustSwapの3つであり、Tronプラットフォームのアクティブウォレットの大部分を占めているのは同様に、Sun、Just、JustSwapの3つ。これは第3四半期に1日平均4,000のアクティブウォレットを記録している。
また、DappRadarチームはTRONのDeFiが著しい成長を見せていることによって、2020年の第3四半期にTRONの価値が64%も成長したことも指摘しているようだ。実際に、TRX/USDTチャートを見ると第3四半期の初めに約0.0164ドルだったのに対して、9月3日に2年間のピーク値を0.05ドルを記録している。
TRONがこのように第3四半期にDeFiトランザクションを拡大させた理由として、TRONとWavesのパートナーシップが一因と考えられる。TRONとWavesはお互いのトークン保有者が自由に取引できるDeFiエコシステムを構築することを計画しており、DeFiユーザーはさらなる自由な取引が可能になるとのこと。
また、2020年9月にはDeFiエコシステム自体の好調もあり、これまでで最高の日時ウォレットアクティビティである42,009を経験しており、この数値は2020年第2四半期と比較すると2020年第3四半期には1,896%増加している。DeFiの需要は2020年に入ってから急速に拡大し続けているが、その背景には「イールドファーミング」や「流動性マイニング」などの報酬形態が支持されているという理由があるようだ。