アメリカの著名金融ジャーナリストMax Keiser氏がJPモルガンの独自通貨「JPMコイン」を批判
アメリカで著名な金融・経済ジャーナリストMax Keiser(マックス・カイザー)氏は、先日金融大手JPモルガンから発表された独自通貨「JPMコイン」を皮肉交じりにSNS上で批判した。
カイザー氏はTwitter上に22万人のフォロワーを抱え、これまで仮想通貨業界に対し幾度となく声をあげてきた人物である。
さらにJPモルガンが2010年に銀の価格の不正操作を行ったことに対し「ウォール街で最大の金融テロリスト」と言い放つなどの因縁もある。
今回のJPMコインについても度々噛み付いており、カイザー氏はJPMコインに対し以下のようにコメントした。
JP Morgan’s Jamie Dimon showed up to a street fight with #Bitcoin armed with a wet noodle called JPM Coin. The market took one look and started buying Bitcoin aggressively. Wall St. will never catch up to Bitcoin’s crypto dominance as it vies for global reserve status.
— Max Keiser, tweet poet. (@maxkeiser) February 24, 2019
JPモルガン、ジェイミー・ダイモンは、JPMコインというウェットヌードル(スラングで弱々しいなどの意味)で武装し、ストリートファイトを披露した。
市場はこれをひと目見て積極的にビットコインを買い始めた。ウォール街はビットコインの支配に追いつくことは決して無い。
JPMコインはJPモルガン・チェイスが発表した独自通貨であり、米ドルに価格が紐付いたステーブルコインとされている。
プロトタイプの段階では、銀行のプライベートなイーサリアムベースのチェーンである「Quorum」に基づいており、将来的にマルチチェーン化する予定であるという。
しかし、JPMコインに対しては批判も多くニューヨーク・タイムズの記者からは「米ドルに裏付けされた他の仮想通貨に多少似ているが、JPモルガンの領域から脱せれていないのであまり役に立たない」などと言われている。
RippleのCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏も批判的な声を発信している。