ミスタービーストが金融サービスと携帯電話事業を開始へ
世界的人気YouTuberミスタービースト（MrBeast）氏は、金融サービスプラットフォームと電話会社「ビースト・モバイル」の立ち上げを計画している事が明らかになった。
トップYouTuberであるミスタービースト（本名ジミー・ドナルドソン：Jimmy Donaldson）率いるBeast Industries（ビースト・インダストリーズ）は、エンターテインメントの枠を超え、規制の厳しい市場への本格的な進出を正式に発表。同氏は、自身の視聴者層をターゲットとした金融サービスプラットフォーム「Beast Mobile」を立ち上げ、これらの新事業は、金融リテラシー、フィンテック、クリエイターエコノミーとのパートナーシップに焦点を当てることを目指している。
当NEXTMONEY2025年10月21日助の特集記事「世界的人気YouTuber のミスタービースト（MrBeast）、仮想通貨取引プラットフォームの商標登録を申請」で報じたように、同氏は最近、「MrBeast Financial」の商標登録を申請し、銀行業務、投資、暗号資産サービスを含むフィンテック事業への進出を示唆していた。
新事業は「MrBeast Financial」からブランド展開の予定
10月13日に米国特許商標庁に提出された企業出願には、「銀行業務、ファイナンシャルアドバイザリー、仮想通貨取引所、その他さまざまなサービスのためのモバイルアプリとオンラインサービス」の計画が記載されており、「MrBeast Financial」ブランドで展開される予定だ。
2024年9月にCEOに就任したハウゼンボールド氏は、サミットで、クリエイターとクリエイター経済へのアクセスを希望するフォーチュン1000企業のマーケターをマッチングさせるマーケットプレイスを構築中であることを明らかにしている。同氏は、サミットでミスタービースト氏と共にインタビューの中で、ミスタービースト氏は、来年に向けて動画の質の向上に注力していくこと、そしてメディアの細分化によってYouTubeチャンネルの成長が困難になっていることについて語った。
ミスタービーストはYouTubeで4億5,000万人以上の登録者数を誇るナンバーワンクリエイターであり、Amazonの番組「Beast Games」、チョコレートバー会社「Feastables」、分析会社「Viewstats」など、YouTubeプラットフォームの枠を超えて事業を拡大している。
