香港がChinaAMCのSolana ETFを承認

香港の旗とSolanaロゴを並置し、背後にローソク足チャートが伸びる金融テーマのイラスト

アジア初のSolanaスポットETFが10月27日に上場へ

SFC(香港証券先物委員会)は、ChinaAMC(China Asset Management)が発行するソラナ(Solana/SOL)のスポットETF(上場投資信託)を承認した。

アジア初のソラナスポットETFとなり、2025年10月27日(月曜日)に香港証券取引所で取引を開始する。香港ではビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)のスポットETFに続く展開で、仮想通貨市場へのアクセス手段が広がる。

香港SFCがSolana現物ETFを認可する

ChinaAMC Solana ETFは、HKD(香港ドル)、RMB(人民元)、USD(米ドル)の3通貨で上場し、管理手数料は年0.99%、事務手数料1%を含めた年間費用は1.99%となる。

1ロットは100 SOLに相当する。メインカストディアンはBOCI-Prudential Trustee Limited(中銀保誠信託有限公司)、サブカストディアンはOSL Digital Securities(OSLデジタルセキュリティーズ)が担い、仮想資産取引プラットフォームとしてOSL Exchangeがサポートする。SFCの承認により、香港はデジタル資産投資の受け皿としての地位を一段と強化した。

世界で広がるSolana ETFの動き

米国ではSEC https://www.sec.gov/ (米国証券取引委員会)に対し、ソラナスポットETF申請が23件提出されている。

申請にはVanEck(ヴァンエック)、Grayscale(グレースケール)、21Shares(21シェアーズ)、Bitwise(ビットワイズ)、Franklin(フランクリン)、Fidelity(フィデリティ)などが含まれる。

カナダではOSC(オンタリオ証券委員会)がPurpose(SOLL)、Evolve(SOLA)、CI Galaxy(SOLX)、3iQ(SOLQ)を承認済み。欧州ではMiCAの施行を背景に、Bitwise Europe GmbHのSolana Staking ETP(BSOL)がドイツ取引所Xetraに、VanEck Europe GmbHのSolana ETN(VSOL)がドイツとフランスで上場している。

需要面では、9つの国庫保有者が合計1,350万SOL超(約3822億円相当)を保有し、ソラナネットワークのロック総額は約110億ドル(約1.68兆円)、ステーブルコイン時価総額は約150億ドル(約2.3兆円)が示されている。これらの指標は、ビットコイン、イーサリアムに続く主要候補としての存在感を裏づける。

 

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2022年1月から仮想通貨を触り始め、みるみるうちにNFTにのめり込んでいった。 現在はWeb3とECの二刀流で生計を立てている 得意なのは喋る事、好きな食べ物はカレー、好きなゲームは格闘ゲーム