リップル社出資のマネーグラム、Visa Directと提携
リップル社のパートナーである米国送金企業MoneyGramは、 新たにデビットカードによるデポジットサービスの国際的な拡大をするためにVisa Directとの提携を発表した。同社は、リアルタイムプッシュ支払いプラットフォームであるVisa Directを通じて、Visaと共同でこのサービスを開始していく計画であり、世界中にサービスを拡大していく予定であるとのこと。
今回のMoneyGramからの動きは、業界で初めて米国からの国境を越えた転送を可能にしたいという思惑があり、リアルタイムの支払いサービスであるVisaと提携することで、スペインとフィリピンのMoneyGramデビットカード所有者は、リアルタイムの取引が可能になる。
MoneyGramのCEO兼会長であるアレックス・ホームズ氏は、次のように述べている。
「デジタルの成長を加速し、合理化された顧客体験を提供するため、ビジネスの変革が急速に進み続けている今、 国境を越えたデジタル成長は重要な戦略的優先事項であり、革新的な製品とサービスで業界をリードし続けたいと考えています。」
Visa Directの提供するサービス
Visa Directは、世界中の10億枚以上のカードに同様のサービスを提供しており、MoneyGramとの提携によりユーザーはアプリまたはWebサイトを使用して他者に資金を送ることができるようになる。
また、SVPのVisa Directのグローバルディレクターであるビルシェリー氏は「私たちは、世界中の消費者や企業のために、可能な限り最高の国境を越えた送金体験をサポートすることに尽力しています。 MoneyGramのデジタルネットワークと提携し、世界中の新しい市場にこのサービスを急速に拡大し続けることを楽しみにしています。」と述べている。
さらに同社は今後数カ月で多くの国にサービスを拡大する予定であり、世界中の誰とでも簡単に資金の送金が可能になるかもしれない。