ThetaとTheta Fuelが6月30日のメインネットのローンチに先駆けて急上昇

ThetaとTheta Fuelが急上昇

非中央集権動画サイトの構築を目指した仮想通貨プロジェクトのシータ(Theta/THETA)とシータフューエル(Theta Fuel/TFUEL)は、6月30日(水曜日)のメインネットローンチに先駆け、トークンの価格が50% 以上高騰していることが分かった。

過去2週間でシータプロトコルのトークンである、THETAは約50%ほど上昇。8ドルの安値から10.08ドルの高値まで上昇したが、ビットコインの弱気の結果に対する懸念からアルトコインの売りにつながり、その後は9.20ドルを下回ったところで取引されている。一方で、TFUELは6月30日に予定されているネットワークの次のメインネット3.0発売に先駆け、71%上昇しており、0.565ドルほどに到達している。

シータプロトコルでは新機能の追加予定

シータプロトコルでは新たに、ワンクリックデリゲートステーキングという機能が追加される予定で、複雑なイールドファーミング(※1)方法を簡素化したもので、コミュニティから高い注目を集めている。

(※1)イールドファーミングとは…
レンディングやDEX(分散型取引所)などのDeFiサービスに資産を貸出しまたは提供し、流動性を提供する見返りに金利や手数料収入を得る仕組みを言う

ネットワークでステーキング投資を検討している投資家は、最低1,000個のTHETA(現在の価格で約9,750ドル相当)を保持する必要があり、これに伴い、6月6日(日曜日)の時点で、流通しているすべてのTHETAの 60% 以上が、ネットワーク検証の目的でプロトコルにロックされている。5月19日にビットコインの価格が急落した際にトークン価格が急激に暴落したように、利用可能供給枚数の減少は、大幅な価格下落のリスクを軽減するのに役立つと考えられている。

THETAは2020年から2021年にかけて大きな価格上昇を記録したことで知られており、前年比では200倍を超える高騰を記録しているだけに、多くの投資家から資金が流入したと考えられる。特に、今回発表されているメインネット3.0への移行は、以前からトークン価格高騰の一因とされており、THETAの価格上昇から見ても大きな注目が集まっている。